こんにちは。

今日はハモりについて第二弾です。

昨日は家族3人でハモりに挑戦されているお母さんのレッスンでした。

最初の頃に比べると、随分音が取れてこられたのですが、どうしてもできない箇所がありました。

そのフレーズが難しい要因は二つあって、
①途中まで他のパートと同じで、途中からハモりになる。
②音が細かく速く動く。

です。

こういう場合は、ゆっくりと自分のパートを確認して、他のパートとゆっくりのテンポで合わせていくしかありません。

一音一音の他のパートとの響きを確認しながら練習していきました。

また、取りにくい音を、思い切って取りやすい音に変更しました。

あまりに、楽譜や原曲にこだわり過ぎると、できないことばかりに目がいってしまって、本来できることも出来なくなったりします。
歌はメンタルの影響を大きく受けるので、その時のその人の能力で十分形になるように、時には大胆にアレンジすることも必要かな、と思います。
その人が、今、できることを形にして、次のステップへ進む。その積み重ねで、いつのまにか原曲のように歌えるようになったりします。

自信を持って、楽しく歌えるようになりますように。

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わたしは過去の発表会でsumikaさんの「lovers」という曲を、サポートで歌ったことがあるのですが、転調部分の音が取りづらかとたことを思い出します。この音が次の音を取る目安になるぞ、というヒントになる音を探して練習しました。

また、自分の力ではどうしようもない部分は一緒に演奏する楽器の先生に、わかりやすい音を入れて頂くようにお願いしたりもしました。サポートボーカルという立場からするとおおっぴらに言える話ではないですが、曲の完成度を考えたら、不安要素を抱えたまま本番に臨むより、潔くアレンジをお願いすることも一つだと思っています。

とはいえ、原曲には一音一音に込められた意味、意図が必ずあります。それでしか出ない表現があるので、アレンジはあくまでも慎重に。