こんにちは。
今日はマインドの切り替えの小話です。
先日のレッスンにて。
今年高校3年生になる生徒さん、Hちゃんは高校の軽音楽部に入っているのですが、学校の方針で、今年から高校3年生は中高生の軽音楽部のコンクール「スニーカーエイジ」に出られなくなった、とのこと。大学受験に向けて、勉強に専念させるためだそうです。
Hちゃんの入っている軽音楽部は、毎年そのコンクールに出場し、特に3年生が活躍する場でした。今年はHちゃんが中心メンバーとなって歌う、という意気込みで準備してきたので、私個人としてはかなり驚きました。
私が彼女の立場だと、ショックが大きく、多分1ヶ月くらいそのことを引きずっているかもしれません。
でも、Hちゃんは、「今年コンクールに出たかったからがんばったのに!」と嘆くのではなく、そもそも軽音部に入ったのはオリックス劇場という舞台に立ちたかったからで、去年のコンクールに出場したことで、夢ははすでに成し遂げていたから気にすることはない、と気持ちを切り替えていました。(本当はとても落ち込んでいるかもしれないですが。)コンクールに執着せず、この状況でできる音楽活動はないか、一緒に動いてくれる
メンバーはいないか、小編成でもできることはないか、と前向きに次のステップを考えていました。
そんなマインドの切り替えの早さ、次の行動へ意識を向ける柔軟性は、彼女の人生を実り豊かなものにしていくんだろうなあ。と思います。
時代はどんどんスピードアップしています。
3年後のことを予測するのも難しい。10年後などはもっと予測不可能で、長期計画なんて立てることはできない時代です。
一つの機会が消えたからといって、立ち止まってうずくまっている暇はありません。
時代の流れに柔軟に、でも焦らずに、自分の未来像を日々アップデートしていきたいですね。そして、「今自分ができること」に執着しながら、日々、粛々と同じテンポで過ごせていけたらいいなあ、そんな風に感じています。