こんにちは。
先日、生徒さんから「16ビートってなんですか?8ビートとの違いがわかりません。」というご質問がありました。
これに関しては、とにかくドラムの音を聞く、というのがおススメです。
8ビートなら「ドツタド ドツタツ」
たとえば
ロックに多いので、ロックビートとも言うそうです。
16ビートなら「ドツツツ タツツド ドツツツ タツツツ」
たとえば
という刻みが聞こえてくる、かな?
どんなビートの曲か、を感じて歌えると、フレーズの輪郭がくっきりしてくると思います。不思議なことに、それで音程が良くなることもありますよ。
わたしはポピュラー音楽の勉強を始めた頃は、バンドをやったことがなかったので、楽器の音は正直なところあまり聞けていませんでした。
ですが、人間の耳は、喧騒の中でも話し相手の声だけを抽出して聞けるように、複数の音の中から自分の聞きたい音を選んで聞けるように出来ています。
専門学校のアンサンブルの合宿でドラムの音を聞く練習をした後、合宿あけに音楽を聞いた時、ドラムの音がクッキリ聴こえてきて、びっくりした事を思い出します。
そもそもドラムの音がよくわからない、という方は、練習スタジオで触らせてもらうとか、ドラムレッスン動画などで、聞いてみる、など、ドラムの音を体感してみて下さい。地味ですが、のちのちジワジワと効いてくるはずです。
ドラムだけでなく、ベースやギターの音もそれぞれ取り出して聞いてみると発見がありますよ。
そして、それを口三味線で歌ったりできると、アンサンブルの時に、演奏をどんな風にして欲しいかを伝えるのがスムーズになったりします。