はじめまして。本日からアメブロを書きます”ここから”です。よろしくお願いいたします。
まず、簡単に私の自己紹介からします。
名前 ここから(仮名)
性別 男
年齢 26歳
好き ボジティブ思考 和太鼓
嫌い 嘘、悪口
職業 ひきこもり支援センター支援員
前歴 大卒後、一般企業へ就職
現在 社会福祉協議会のひきこもり支援センターにて従事
こんな僕ですがよろしくお願いします!
それでは、本題に。
先ほどの自己紹介でも触れましたが、僕はひきこもり支援センターで支援員として従事しています。
昨今、ひきこもりに関する事件や問題が社会問題となっておりますね。当然、”ひきこもり”支援のスタッフは事件を話題にします。
そこで、いつも僕には思うことがあるんです。それは”結局は当事者本人が決めること。周りの人は敏感になりすぎており、支援臭ばかり。返ってそれが当事者を苦しませているのではないか”と常々思っているのです。
これは、僕が当事者を支援する際にも気を付けていることでもあります。こちらよがりの支援、関わりになっていないか、本人の気持ちはどうなのかを考えながら接しています。
ひきこもっている人が事件を起こすと、人は敏感になります。”○○だからひきこもりはだめなんだ””こういう犯罪や事件を起こす人は何かしら問題のある人”などと思う人が多いでしょう。
しかし、僕は”当事者を取り巻く周りの人が何とかしなければ”と支援機関に助言を求めたり、”就労”がきっかけで親子喧嘩になったりと周りの支援者に原因があるのではないかと考えている。
つまり、当事者にとって”大きなお世話”であると思っている。当事者が働きたくないならそれでいい。今は公的資源もあるから使える資源は使えばいいと思うんです。それなのに周りの人は、「そろそろ働いたら?」などと自分の意見を押し付けようとする。しかし、それは本当に当事者が望んでいることなのか?を考えるべきと思う。
急いでも、焦っても仕方ないと思っており、返って逆効果になってしまう場面もあるのではないか。
確かに、家族(親)からしたら、今後の生活のために”就労”をしてほしいと思うであろう。それは何もおかしなことではないが、当事者とのやりとりの中で”働きたくない”と言ったら静観しておくことがベストなのではないかと思う。
世の中、何かしら動かないと対価は手に入らないが、それが働くことだけではないように思っている。当事者にも選択権は行使されるべき。
支援機関のスタッフが地域住民や行政からひきこもりの情報を収集したからといってすぐ動くことがベストなものなのか。当事者は支援を望んでいるのか。支援する側の大きなお世話なのではないか。
僕はアウトリーチをすることに恐怖感がある。(特に最近のひきこもりに関する事件が起きてからであるが・・・。)本人の了解もなく家に行ったり話を聴こうとする行為は当事者にとってどれほどの苦痛か支援者側が理解できていないと問題が起こるとも感じている。
家族からのSOSであっても、それは家族のSOSであり、当事者支援でないのではないか。かといって、家庭内で問題が起こっていても支援側が何も動かないということもしてはいけない。
とりわけ、ひきこもり支援はとても難しいものであると僕は捉えている。ひきこもり発見から専門職と同伴でアウトリーチ、当事者と関係性の構築、居場所利用、就労という一連のプロセスでさえ簡単にいかない。それは”ヒト”であるからだと僕は思っている。
アウトリーチに出かけても本人に会えなかったり、支援を模索していると支援側は次の手立てを焦る。
焦ることが当事者に伝わり、それが押しつけになってしまう。
僕の中でのひきこもり支援は、支援側が焦ることなく、幾度もケースカンファレンスを積み、どういうアプローチが当事者にとってはベストなのかを考え、まずは家族と話し、方向性を決め家族支援をしていきながら当事者へのアプローチを施していくことである。
支援側は、当事者に向け情報提供程度でいいと思う。当事者は困っていないからSOSを出さないわけで、本当に困っていたら何かしらのSOSは出すのではないかとも思っている。
支援側の一方的な暴走は当事者にとってよくないことであるのは僕が常に思い意識していることである。
当事者は困っていないよ。一番困っているのは家族や支援側。だったら支援側は家族支援を中心に行うべきではないか。
その次に当事者支援であっても良い。キーパーソンは誰なのかを明確にして支援していくことが必要と思う。
※ このブログは僕が日々ひきこもり・ニート支援で感じていることを中心に書いています。決して悪口や嘘などではございません。
当然、賛否あることも承知しております。誹謗中傷はご遠慮ください。
※ このブログは僕の意見が中心であり、すべて正しいわけではないことをご理解ください。
★★★★★★★★★★明日は”居場所支援”について書きます。★★★★★★★★★★