まず初めに、亡霊との闘い1日目より更新が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます。
というわけで、2015年10月17日、18日に京都大学で行われました紅葉杯の報告パート2です。
「いやいやちょっと待てよ。パート1とパート2の違いってなんやねん」
って思われた方、なかなかよく利く鼻をお持ちですな。
そう、(ディベート業界では通例なのですが)実は2日間にわたって行われる大会は基本的に二段階構成になっていて、1日目が予選(パワーマッチング形式)、2日目がトーナメント戦となっているのです。今回の大会で僕のチームは何とか2日目の本戦に出場できたので、今回はその報告といきまs…………………
え~、前置きがかなり長くなりましたが、これより本編です。
パート1の亡霊の件と同様に今回も個人的な話ですが、本戦に出場できたのは今回が初めてだったので、やはり2日目の朝もガチガチに緊張していました。ただ、大会1日目で亡霊さんとサヨナラしておいたおかげで、いくらかは大丈夫でした。
しかしまぁ、緊張してるときって口が寂しくなるものなんですね。朝から(お気に入りの)アーモンドチョコレートを食べすぎて、鼻血がいつ出てもおかしくない状況でした。
一日目の開会式と比べて少々質素な開会式を終えて、とんとん拍子でトーナメントのマッチングが決まり、さぁてどんなmotionが出てくるのかな~、ってニヤニヤしてたらまさかのビッグニュース。
「部屋番号○○~○○のディベーターは、移動のため自転車に乗ってください」
ぬぁんだとぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!
4月からいろんな大会出場して色々見てきたけど、ディベーターを積極的に左遷しようとする大会なんて初めてだぞ。(大会参加者が予想を大きく上回ったため、急遽新しい部屋を用意したが、その部屋が本部から結構遠かったとのことでした。)
超久しぶりに乗る自転車をなんとか操縦しながら行き着いたラウンド部屋。。。。。
小さい、小さすぎる!!!!
向かい合ってる相手のディベーターが近すぎて、手の内読まれるんじゃないかとひやひやしました。
まぁ、鼻血出そうになるくらい食べておいたチョコレートのおかげで試合には勝てたけども。。。
みたいな調子で、一回戦、二回戦は無事に勝利。
というわけで準々決勝。なんとここでも部屋関連の問題が勃発。
そう、なんと、本部(OR)で試合を行うとのこと。
本部の大きさは、まぁ、一言で表現できる。
「でかい」
終わり。まぁ、そうだよね、大会関係者が全員入りきる大きさなんだから。
今度はチョコレートのせいじゃなくて、部屋の大きさと僕を見てる人の多さで鼻血を出して、卒倒しそうになった。某万能細胞の研究者さんもこんな気分だったのだろうか。
結果的に5人中4人のジャッジがこちらのサイドに投票して試合には勝ったけど、これは全部僕のパートナーのおかげ。。。。。
というわけで準決勝。
ここまで来たら決勝行って勝つしかないっしょ!
って勝手に考えていた僕はまだ知らなかった。たった一回のサヨナラで亡霊が消えるはずもないということに。。。
亡霊は「緊張」という不可視の状態で現れることが常ではない。例えば、「相手のディベーターが2人ともドイツ人である」という具体的な形でもって現れることもある。
率直な僕:はい、無理ゲー。抗ったら、むしろ地獄を見ることになりそう。大体国内大会なのになんで日本人が僕だけなの???
ポジティブな僕:いや、ワンチャン叶っていけるかもよ。ほら、本部でやったときは何とかなったじゃん!
結果:ジャッジが全員相手サイドに投票。桜って意外とあっさり散るものなんですね(泣)
今回の本戦でよくわかった。大会には亡霊がいて、それでも僕たちは勝たなきゃいけない。特に本戦だと、負けたら敗退なんだから。
「どんな形であっても、僕たちは勝たなくちゃいけない」
紅葉杯はこんなメッセージを僕に教えてくれました。
今回の成績
トニー:9位(ディベーター)
大村:6位(ジャッジ)
名古屋A(トニー・佐藤):semi finalist
以上