クスノキの下で。。。Part② | ☆えすぎ・あみ~ごのつづりもの☆

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今住んでいる、川崎市の南武線沿線の街は、
思春期までを過ごした地元の風景に、なんだか似てるんですよ。。。
物心ついたばかりの頃はまだ、裏山のふもとの神社まで見渡せて、
そこまで蓮花を積んだ田んぼがずうっと続いてたけど、
自宅の新築で<一瞬だけの転校生>になって戻って来た時には、
もう建売戸建てやハイムやメゾネットがひしめいていた。
市街地のさびれた商店街アーケードよりも、活気のある住宅街に、成っていた。
 
その生まれ育って大学合格までを過ごした街で、
まだ、<大きくなったら○○に成りたい>という志や夢も無くって、
ただ、おうちで流れている外国語の音楽と、
上達し始めた SKI とが大好き!という、活発な女の子が、
小学3年生で<一郎先生>に出会わなかったら、
自分は何が得意で、何が苦手で、内気なのか外向的なのか、
まんべんなく優等生な子に化けて行くのか、あらぬ方向へ道踏み外すのか、
そのままが受け入れられるのか、
もっと矯正しなくっちゃヤバイ性質の子なのか。。。
 
実の両親だって悩んだに違いない。
本人は言わずもがなである。。。感謝している。
 
 
ーーー例えば、こんなことが。
理科の授業の実験で、<ショウジョウバエ>を飼って観察することになった。
教科書を読み解くだけの先生ではないが、いきなり私の名前を呼んで、
「今からそこのスーパーで、バナナを買って来なさい。500円渡すから」
キョトンっとして、えっ?私?   首かしげて ん?五百円も?どんだけ買うんや?
先生は、私の不思議そうな顔見てニヤニヤしながら、急かす。
「ほらほらぁ、理科の時間が終わってしまうぞ?みんな待っとるから、な」
 
ことわっておくが私は学級委員でもないし班長でもないし、
2年生までは目立つ転校生だったが、
幼馴染みの雅人クンとの仲を上級生に冷やかされてから、傷ついて
大人しくなったのだ。男の子とも遊ばずインドア派の空想好きになっていた。
大好きな体育の時間も負けず嫌いを発揮しなくなっていた。
 
なんで私に頼んだのか判らないまま、スーパーへ行って、
レジのおばさんに「五百円で買えるだけ、バナナをください。
34人と先生とショウジョウバエで分けっこするから、、、、、えっと半分ずっことして
17+1+1.、、の20本あればいいです。足りますか?」と五百円札を出す。
レジのおばさんは偶然上級生のお母さんだったので、
おしゃべりが過ぎたけど、そのおかげで冷やかし軍団が耳にして
後日休み時間に「ごめんよ」とクラスの入り口まで謝りに来た。
もちろん教室ではその日も、みんながガラス瓶の前に集まって
顔を寄せ合ってショウジョウバエを見つめていた。
クラスのみんなでショウジョウバエと分けっこしてバナナを食べた仲良しだから。
ぁ、お札のお釣りはちゃんと先生に返しました。
 
 
 
 
ーーーンあぁ~~、あみ~ごの書く小説よりもおもしろいなぁ~~('◇')ゞ
事実は小説より奇なり、、、っていうけどネ。
 
 
ちょっとこのへんで Part ②は おしまいです。
 
 
 
 
 
 
ーーー to be continued . 
 
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