エスプレッソ研究 -20ページ目
<< 前のページへ最新 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20

・エスプレッソ用語辞典

□  あ行  □


●アメリカーノ

・・・エスプレッソをお湯で割ったもので、一般的に3倍量のお湯で薄める。薄めてもエスプレッソ独特の味や香りは失われず、ドリップコーヒーとは全く異なる印象になる。


●エスプレッソ・ソロ

・・・9気圧前後のポンプ圧で加圧されたお湯を微細に挽いた1杯あたり8g前後の押し固められたコーヒー粉に通し、20~30mlを20~30秒で抽出したイタリア発祥のコーヒー。単に「エスプレッソ」と言った場合は、一般にこのエスプレッソソロを指す。


●エスプレッソ・ドッピオ

・・・ダブル用のフィルターで、エスプレッソソロの倍量の粉を用いて、エスプレッソソロと同じ抽出時間で40~60mlを1つのカップに抽出したエスプレッソ。


●エスプレッソ・リストレット

・・・エスプレッソソロと同量の豆を、ソロよりもさらに細かく挽き、ソロと同じ抽出時間で、ソロの約半分量(15ml前後)を抽出したエスプレッソ。抽出の後半は苦味成分が多く抽出されるが、それより前で抽出を止めるため甘みとクリーミーさが強調される。


●エスプレッソ・ルンゴ

・・・エスプレッソソロに用いる粉よりも粗く挽いた、エスプレッソソロと同量の粉を用いて、エスプレッソソロの約倍量を抽出したエスプレッソ。


□  か行  □


●カフェ・マキアート

・・・エスプレッソソロにフォームドミルクを注いだものだが、カプチーノよりもフォームドミルクの比率が少ないのでエスプレッソの味が強くなる。「マキアート」とはイタリア語で「染みをつける」という意味で、クレマの茶色にフォームドミルクの白色で染みをつけるようになる事からきている。


●カフェ・ラテ

・・・エスプレッソソロにスチームドミルク、もしくはフォームドミルクの泡を除いた液体部分のみを注いだもの。カプチーノよりもミルクの泡が少ないのが特徴。


●カプチーノ

・・・エスプレッソソロにフォームドミルクを注いだもの。カフェラテよりもミルクの泡が多いのが特徴。


●グラインダー

・・・豆を挽くための機械。いわゆるコーヒーミルだが、エスプレッソに用いるものは「グラインダー」と呼ばれることが多い。グラインダーの刃には大きく分けてコニカル刃とフラット刃がある。

<一例>

MAZZER MINI コーヒーグラインダー シルバー/MAZZER(マッツァー)

¥175,350
Amazon.co.jp

●グラインダーホーク

・・・グラインダーのドーシングチャンバーの下に設置されたポルタフィルターをセットするためのホーク。


●クレマ

・・・エスプレッソを抽出した際に表面に浮かぶ明るい茶色~濃い赤茶色の泡の層。

香りを閉じ込める、保温、口当たりを良くするといった効果がある。

抽出に成功すると適正な色のキメ細かく厚いクレマが現れる。上から見ると虎の毛皮模様のように見えるのでタイガースキンとも呼ばれる。

抽出に失敗するとクレマの層は薄くなったり、上から見た時にクレマが途切れた部分があったり、また色も薄かったり、逆に黒々とした状態になることもある。


●コニカル刃

・・・グラインダーの刃の1タイプ。一般的にフラット刃よりも回転速度が遅く、その分摩擦熱による豆の風味悪化への影響が小さいと言われている。但し一般的に粉の均一性ではフラット刃に劣るとされ、その分抽出がやや不安定になることがある。


□  さ行  □


●蒸気孔

・・・スチームノズルの、蒸気が出てくる孔の部分。


●スチームドミルク

・・・スチーミングの際にワンドをミルクに深く差し込み、泡を作らずに温めたもの。


●スチームノズル

・・・スチームワンドの先端部分。


●スチームバルブ

・・・スチームを出す際に操作するバルブ。


●スチームワンド

・・・スチームが通る管の部分。


□  た行  □


●タッピング

・・・タンピング時にフィルターバスケット側面に競り上がった粉を落とすために側方からタンパーのハンドルで叩くこと。


●タンパー

・・・ポルタフィルターに入れた粉を押し固めるのに使う器具。

<一例>

レッジ・バーバー エスプレッソ用タンパー ローズ 大/厨房卸問屋 名調

¥価格不明
Amazon.co.jp

●タンピング

・・・ポルタフィルターに入れた粉をタンパーで強い力を加え、空気を抜いて粉を押し固める操作。


●ドーサーレス

・・・ドーシングチャンバーに落とした粉をドーシングレバーを引くことで盛っていく従来の方式でなく、挽いた粉が直接フィルターバスケットに落ちるような仕組みになっているグラインダーの構造。

<一例>

ASCASO I-GRINDER コーヒーグラインダー dark black/ASCASO(アスカソ)

¥52,500

Amazon.co.jp


●ドーシングチャンバー

・・・グラインダーの挽き粉が落ちてくるチャンバー部分。レバー(ドーシングレバー)を引く事でおおよそ一定量の粉が落ちてくる仕組みになっている。安価なグラインダーには普通ドーシングチャンバーは付いていない。


□  な行  □


●ノックボックス

・・・抽出後の出がらしを、バーにポルタフィルターを叩きつけて捨てるように作られた容器。

<一例>

ノックボックス 80225/厨房卸問屋 名調

¥14,175

Amazon.co.jp


□  は行  □


●バリスタ

・・・エスプレッソの抽出、またエスプレッソを中心としたドリンクを作るプロフェッショナル。店の特徴に合わせて、軽食やアルコール飲料にも精通している。


●バール(Bar)

・・・イタリアにおける軽食喫茶店。食事にも重点を置いたリストランテ・バール、コーヒー中心のカフェ・バール、ジェラート中心のジェラテリア・バール等がある。


●フォームドミルク

・・・スチームによって作った泡と、液体を混ぜ合わせたミルク。


●フラット刃

・・・グラインダーの刃の1タイプ。一般的にコニカル刃よりも回転速度が速く、その分摩擦熱による豆の風味悪化が心配される。しかし粉の均一性では一般的にコニカル刃に勝っているとされ、抽出がより安定するとされる。


●ブリーディング

・・・スチーミングの前に、あらかじめ空ぶかしして結露した水分を飛ばす事。


●フリーポアラテアート

・・・ミルクピッチャー以外の器具を使用せず、ミルクの注ぎのみで行うラテアート。


●ホッパー

・・・グラインダーの豆を入れておく部分。


●ホッパーリッド

・・・ホッパーの蓋。


●ポルタフィルター

・・・エスプレッソマシンに付属する、挽いた粉を入れるための専用器具。


□  ま行  □


●ミルクピッチャー

・・・スチーミングするためのミルクを入れる容器。フリーポアラテアートで細い線を描く場合には、注ぎ口が三角に尖っているのもが適している。

<一例>

DeLonghi ステンレス製 ミルクジャグ 350ml MJD350/DeLonghi (デロンギ)

¥3,150
Amazon.co.jp

□  や行  □


□  ら行  □


●ラテ・マキアート

・・・フォームドミルクの上からエスプレッソソロを注いだもの。カフェマキアートより多めのフォームドミルクを使うためミルクの味が強い。カフェマキアートでは「染み」は白だが、ラテマキアートでは「染み」が茶色になる。


□  わ行  □

<< 前のページへ最新 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20