少年リック限定版ウルトラマンガイアV2“UMAXスペシャル”
放置してきたアメブロだが、何かウルトラマンガイアについて記したい衝動に駆られ、この度、過去にmixi日記上で公開したものを再編集してここに掲載してみることにした。
エクスプラス製の少年リック限定版ウルトラマンガイアV2。
一見すると、まるでホンモノかと見間違えるような素晴らしい出来栄えのこのガイアフィギュアは、これまで販売されてきた中で、現時点では最高峰と言わざるを得ない。

そして、そのフィギュアのマスクに手を加え、さらにリアル感をUPさせたのが、今回、ご紹介する”UMAXスペシャル”だ(^^;)
元々が本商品はネット上の予約限定販売だったうえ、発売されたのが、一昨年の10月末ということで、今となっては通常に入手することが困難となってしまっている商品であるが、予約販売時の本商品サイト→ http://www.ric-toy.ne.jp/item_ultraman_gaia_v2.html をご覧になって、当時、
「ん?」
と気付かれた方はいらっしゃっただろうか…。
特にサイト中に添付されたガイアフィギュアのマスク部がアップで掲載されている画像に注目してほしいのであるが、この画像を最初に見た時、或る一点について製品版と流通する時点までには是非とも修正してあってほしいと願う箇所があった。
そんな私の願いも空しく、商品は修正されないまま、手元に届いてしまったのであるが、その”一点”について次の画像をご覧頂きながら説明していこう。


お分かりいただくことができたであろうか。
ガイアのマスクは、単純にのっぺりとした顔をしているわけではなく、 “頬を削ぐ”という、特徴あるデザインが施されているゆえ、 大きく分けると半顔で、
・耳から顎にかけての面
・耳前から口端にかけての面
・目の下から中央部にかけての面
の三面で構成されている。
そしてこれら面と面の境目の処理が微妙で、これまで販売されてきたガイアのフィギュアでもこの処理が多種多様に渡っており、バンダイ製スタンダートソフビの初期ガイアマスクも本商品と同様の処理がなされていた。
はて?
どれが正しいのか…。
かつて、 HDガイアマスクの改造に携わった時にも、本来のマスク造形を相当に調べたつもりだったが、今回ばかりはHDガイアのそれとは比べようもないほどに値の張る商品である。
改造するとなれば失敗は許されない。
そこで、参考とするには、つまり“本物”しかなく、手持ちの文献、DVD、イベントでのアトラクマスク研究と可能な限りの術を使って検証した結果、ガイアマスクの
「耳前から口端にかけての面」
と
「目の下から中央部にかけての面」
の境目は、先に添付した画像のように明確に角付けされたものではなく、あくまでも曲面で構成されている…という結論に達したのである。
以下の画像はそれを証明する、ガイアなバイブル「テレビマガジン特別編集ウルトラマンガイア」から拝借した写真である。
指摘している部分を赤の矢印で示したので確認してみてほしい。


いかがであろうか。
もはや、現実を知ってしまった以上、そのまま目をつぶってしまうことはできず、当該フィギュアを究極のガイアとするべく、手を出してしまったわけである。
また再塗装することによって、比較的艶消し塗装のマスクを、よりオリジナルの光沢感ある塗装に近付けることもできるとあって一石二鳥ということがあった。
それでは、その改造過程を画像で追っていってみよう。
1.まずは本体からマスクを引っ張りはがす。
剥がした後の本体がこれ。

2.マスク部の例の面と面の境部をペーパー掛けして角を落とす。
角を落としてみては、塗装し、曲面の具合いを確かめてみて、ダメであれば、再度、ペーパー掛けして再塗装といったように一番、根気のいる作業。
納得がいくまで、何度、やり直したか覚えていない。
また、角付けすべき部位(口周り等)は、さらに角が際立つようにペーパー掛けして仕上げた。

3.元々がクリア素材ゆえに、発光した際に光が漏れることを避けるための遮光塗 装が外側からされていた。
しかし、先にも記したようにマスクの曲面を納得いくまで調整する必要があったので、その度に遮光塗装するのも面倒なので、目の部分が隠れないように内側から遮光塗装(フラットブラック)を施工した。

4.外面を塗装。
当初、筆塗りしてみたが、さすがにHDの時とは面積差が大きく、ムラになるので…といってもエアブラシ等の器具の手持ちはないので、各部をマスキングして缶スプレーを使用。
塗料がはみ出した部分は、後々、面相筆を用いて修正。
ついでに耳穴や覗き穴も、参考写真と睨めっこしながら、よりらしくなるように塗装した。


5.仕上げの半光沢クリア塗装。


6.完成~\(^o^)/

最後に改造前と改造後比較写真を列挙しておくので、その違いをあらためて確認してみてほしい。


こんなことをしなくても、その存在だけで充分に素晴らしい出来栄えのフィギュアであることに間違いはなく、ガイアファンであれば、一体は手元に置いておきたい一品ではある。
しかし、今後もし、ガイアSVが発売されるとなった暁には、是非ともこのマスク造形を修正して、よりリアリティある造形で願いたいものと熱望するばかりである。
エクスプラス製の少年リック限定版ウルトラマンガイアV2。
一見すると、まるでホンモノかと見間違えるような素晴らしい出来栄えのこのガイアフィギュアは、これまで販売されてきた中で、現時点では最高峰と言わざるを得ない。

そして、そのフィギュアのマスクに手を加え、さらにリアル感をUPさせたのが、今回、ご紹介する”UMAXスペシャル”だ(^^;)
元々が本商品はネット上の予約限定販売だったうえ、発売されたのが、一昨年の10月末ということで、今となっては通常に入手することが困難となってしまっている商品であるが、予約販売時の本商品サイト→ http://www.ric-toy.ne.jp/item_ultraman_gaia_v2.html をご覧になって、当時、
「ん?」
と気付かれた方はいらっしゃっただろうか…。
特にサイト中に添付されたガイアフィギュアのマスク部がアップで掲載されている画像に注目してほしいのであるが、この画像を最初に見た時、或る一点について製品版と流通する時点までには是非とも修正してあってほしいと願う箇所があった。
そんな私の願いも空しく、商品は修正されないまま、手元に届いてしまったのであるが、その”一点”について次の画像をご覧頂きながら説明していこう。


お分かりいただくことができたであろうか。
ガイアのマスクは、単純にのっぺりとした顔をしているわけではなく、 “頬を削ぐ”という、特徴あるデザインが施されているゆえ、 大きく分けると半顔で、
・耳から顎にかけての面
・耳前から口端にかけての面
・目の下から中央部にかけての面
の三面で構成されている。
そしてこれら面と面の境目の処理が微妙で、これまで販売されてきたガイアのフィギュアでもこの処理が多種多様に渡っており、バンダイ製スタンダートソフビの初期ガイアマスクも本商品と同様の処理がなされていた。
はて?
どれが正しいのか…。
かつて、 HDガイアマスクの改造に携わった時にも、本来のマスク造形を相当に調べたつもりだったが、今回ばかりはHDガイアのそれとは比べようもないほどに値の張る商品である。
改造するとなれば失敗は許されない。
そこで、参考とするには、つまり“本物”しかなく、手持ちの文献、DVD、イベントでのアトラクマスク研究と可能な限りの術を使って検証した結果、ガイアマスクの
「耳前から口端にかけての面」
と
「目の下から中央部にかけての面」
の境目は、先に添付した画像のように明確に角付けされたものではなく、あくまでも曲面で構成されている…という結論に達したのである。
以下の画像はそれを証明する、ガイアなバイブル「テレビマガジン特別編集ウルトラマンガイア」から拝借した写真である。
指摘している部分を赤の矢印で示したので確認してみてほしい。


いかがであろうか。
もはや、現実を知ってしまった以上、そのまま目をつぶってしまうことはできず、当該フィギュアを究極のガイアとするべく、手を出してしまったわけである。
また再塗装することによって、比較的艶消し塗装のマスクを、よりオリジナルの光沢感ある塗装に近付けることもできるとあって一石二鳥ということがあった。
それでは、その改造過程を画像で追っていってみよう。
1.まずは本体からマスクを引っ張りはがす。
剥がした後の本体がこれ。

2.マスク部の例の面と面の境部をペーパー掛けして角を落とす。
角を落としてみては、塗装し、曲面の具合いを確かめてみて、ダメであれば、再度、ペーパー掛けして再塗装といったように一番、根気のいる作業。
納得がいくまで、何度、やり直したか覚えていない。
また、角付けすべき部位(口周り等)は、さらに角が際立つようにペーパー掛けして仕上げた。

3.元々がクリア素材ゆえに、発光した際に光が漏れることを避けるための遮光塗 装が外側からされていた。
しかし、先にも記したようにマスクの曲面を納得いくまで調整する必要があったので、その度に遮光塗装するのも面倒なので、目の部分が隠れないように内側から遮光塗装(フラットブラック)を施工した。

4.外面を塗装。
当初、筆塗りしてみたが、さすがにHDの時とは面積差が大きく、ムラになるので…といってもエアブラシ等の器具の手持ちはないので、各部をマスキングして缶スプレーを使用。
塗料がはみ出した部分は、後々、面相筆を用いて修正。
ついでに耳穴や覗き穴も、参考写真と睨めっこしながら、よりらしくなるように塗装した。


5.仕上げの半光沢クリア塗装。


6.完成~\(^o^)/

最後に改造前と改造後比較写真を列挙しておくので、その違いをあらためて確認してみてほしい。


こんなことをしなくても、その存在だけで充分に素晴らしい出来栄えのフィギュアであることに間違いはなく、ガイアファンであれば、一体は手元に置いておきたい一品ではある。
しかし、今後もし、ガイアSVが発売されるとなった暁には、是非ともこのマスク造形を修正して、よりリアリティある造形で願いたいものと熱望するばかりである。


