あのギターを解析しちゃおう!前編 | ESP CRAFTHOUSEのブログ

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おっはようございまーす!
古橋です!

乾燥がいやな季節にさしかかりましたね!
乾燥肌の人は皮膚が痛いんじゃないですか?
動いただけで皮膚から白い粉吹いちゃうんじゃないですか?
ピックに息をハァ~ってしないと滑って弾けないんじゃないですか??

わかりますよぉ~
あたしも純度100%乾燥肌ですから!!

ギターも順反りになりやすい傾向ですので異変を感じたらお持込下さい!


はいっ!そんなわけで今日はマジメなブログをお送りします!


新企画!!
『あのギターを解析しちゃおう』


ギターをネックポケットやコントロールキャビディの中まで丸裸にしちゃおう!!ってな感じの企画です。


第一回は『Navigator N-ST-ASM』

あたしのかつてのメインギターですよぉ~
金欠で手放してしまいましたが…(泣)


色々なメーカーでもストラトタイプは数多く販売してますが、なんでこんな音が違うのか…
とくにこのN-ST-ASMのような激鳴りはどのようにして生まれるのか…

材が違うのはいうまでもありませんが、ほかのところで差があるのでしょうか??
早速丸裸にしてしまいましょう!!

まずはネックをはずしてネックポケット



比較対象として、某ブランドの5万円くらいのギターのネックポケットがこちら


違いますねぇ~

ポケット部は塗料を乗せず、底面をまっ平らに仕上げてます。
ここに塗料が乗っているとネックポケットから弦振動を逃がしてしまいます。

ポケット部で振動を逃さないためには、ネック側もまっ平らである必要があります。


平らなのは勿論、見えない箇所の面取りまでしっかりしてあります。

サウンドに直接影響はありませんが、この拘りこそが作りの丁寧さを物語ります。

以前、TV番組で鉄同士を接着させるために、限界まで鉄を磨き上げ、2つの鉄の間にまったく空気の無い『真空』を作り出すというのがありました…
ネックポケットも同じく、このような状態にできれば、セットネックと変わらないサスティーンを得ることができるのですな!



次にコントロールキャビティ

某ブランドのストラトがコチラ!


そしてNavigator N-ST-ASM


綺麗に配線してますねぇ~
ポット、ジャック、ピックアップの交換も踏まえて配線材の長さを取ってます。なおかつ邪魔にならない絶妙な長さ!

そしてここでもこだわりが!
配線材が全てピックアップと同じライカル線を使用。


これはヴィンテージのFenderストラトに準じてます。

コントロールキャビティにはあえて導電塗料を塗っておりません。


これもヴィンテージ同様なのですが、導電を塗り、アースに落とすとノイズ除去の効果があるのですが、若干高音が削られてしまいます。


内部はこんな感じでした!
後編は塗装、フレットにスポットを当てていきます!

じゃあの!!