再度、以下の本より。


鈴木宗男=佐藤優=魚住昭
『鈴木宗男が考える日本』

http://www.yosensha.co.jp/book/b100138.html

  

鈴木宗男が考える日本 (洋泉社新書y)/鈴木 宗男
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真偽のほどは分からないのですが、佐藤優さんが紹介する、以下の話は興味深かったです。


「田中(角栄-ESP補足)さんは、『六法全書』をよく読んでいた。しかし、田中さんは法律学の概説書を読みませんでした。『六法全書』を読み込み、通説と違うけれどこういう考え方があるのではないかと、独自の解釈をしていたそうです。法律というのはそのときの力関係でできている、とりあえずの合意文書ですから、その背後には必ず、異なった利害関心を持つ勢力間の綱引きがあるんです。局面を読んで、綱をどっちに引くことが有効なのかということが、本物の政治家には法律の文章から見えるんです」(108頁)


ずっと昔の私は、法律の勉強は、まず基本書(予備校本でも可。ただし、予備校本が間違っていた場合のリスクは自己責任)をよく読むことだと思っていましたが、最近は、基本書よりも、条文をよく読む方が大事ではないか、と考えているところです。


条文を読んでいると、色々発見もあります。