手術翌日、11月27日、水曜日。
やっぱりAさんが五月蠅い。
「手術なんかすんじゃないわよ!!」
「そんな危険なことして!」
「あんたが癌になればよかったのに!」
「すごい死に方をしてあんたらを苦しめてやるから!!」
などなど。相変わらず同じことばかり言う。もっとバリエーションを増やすなど工夫しろよ。とは面と向かって言えないので心の中で呟く。
「自分の考えばっかり押し付けて、人の気持ちを思いやる事の出来ない未熟な人間なんか、いちいち相手にすることないよ。ほっときな」
と言う人もいますが、相手にしなくても、向こうが一方的に罵倒してくるのはどうしたらいいんだろう?毎日罵倒されるのはとっても辛い。
煩いAさんに、母、激怒。
「40に近い大人がバカな事ばっか言ってんじゃないわよ!!!」
Aさんは人が怒るとうすら笑いを浮かべながらもっと怒らせるのが好きなので、このあと母の怒りが鎮まるまで大変だった。。。
母と姉とICUへ行く。
父、首に管2本、胸に管2本、腸ろう、点滴、尿道に管、、、という管だらけの姿だが、普通に喋ってる。頭もはっきりしているようだ。
「昨日は背中に麻酔を入れる所まで意識があって、そのあとは術後にストレッチャーで運ばれている時に意識が戻った」とのこと。
術後に3人で面会に行った時もちゃんと意識はあったとのこと。
管だらけの体で、歩行器を使って少し歩く。
父、普段わりと歩くのが速いんだけど、術後でもスタスタと速く歩く。
ベッドまで戻って、その場で何度か足踏みをして、体重を計る。61kg。
時々吐き気があるが、それ以外は異常なし。