手術の詳しい説明(4)手術の内容1 | 父ちゃんの食道癌…改め…父ちゃんの「せん妄」

父ちゃんの食道癌…改め…父ちゃんの「せん妄」

2013年夏、私の父親(70代)に食道腺癌が見つかる
11月に食道亜全摘手術を受け、術後の経過も順調だった

ストレス耐性が弱い父は「食べる事」に挫折

せん妄

食欲は回復したが、認知症対応型施設に入院

退院



 今回の手術は根治を目指した治療である。



 治療を何もしない場合、今後どうなるのか

・癌が進行する

・ごはんが食べにくくなる、食べられなくなる

・肺炎、大出血、膿胸、縦隔炎

・転移に伴う症状(全身衰弱)




 手術について。


 のどの部分を5cmほど残し、食道から胃の上部まで切除する。

 リンパ節と胸管(リンパ液が集まっている所)も切除する。

 場合によっては、肺や心膜も切除する。

 残った胃を筒状に縫い、喉に残した食道まで引っ張り上げて、つなげる。

 胃管については、胸骨後経路を予定している。


胸壁前経路

胸骨後経路

後縦隔経路
(マーカーでぐちゃっとなってるのは気にしないでください(^^;)

(図は↓この本から拝借)

「食道がん」と言われたら…―お医者さんの話がよくわかるから安心できる/保健同人社
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 食道癌の手術は大がかりなものである。さらに術前に抗がん剤治療をしているので、合併症のリスクが高くなる。

 実際に手術に取りかかってみて、どうにもならないほどの転移や、切除できない場所への浸潤がある場合、術式を変更する場合がある。