今回の手術は根治を目指した治療である。
治療を何もしない場合、今後どうなるのか
・癌が進行する
・ごはんが食べにくくなる、食べられなくなる
・肺炎、大出血、膿胸、縦隔炎
・転移に伴う症状(全身衰弱)
手術について。
のどの部分を5cmほど残し、食道から胃の上部まで切除する。
リンパ節と胸管(リンパ液が集まっている所)も切除する。
場合によっては、肺や心膜も切除する。
残った胃を筒状に縫い、喉に残した食道まで引っ張り上げて、つなげる。
胃管については、胸骨後経路を予定している。
(マーカーでぐちゃっとなってるのは気にしないでください(^^;)
(図は↓この本から拝借)
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食道癌の手術は大がかりなものである。さらに術前に抗がん剤治療をしているので、合併症のリスクが高くなる。
実際に手術に取りかかってみて、どうにもならないほどの転移や、切除できない場所への浸潤がある場合、術式を変更する場合がある。