始めに・・・

 

最近、「ケーキの切れない少年たち」の本が話題になっていますが、コロナ禍で中高年の軽度知的障害が判明する率が増えています。

 

軽度知的障害は7人に1人の割合で存在するようですが、昔はそもそも知的障害に対する認識も低くスクリーニングにひっかっかることなく、中高年になった方々がおられます。

 

普通に結婚して家庭をもった方も多いはずです。その子供さん達には注目されることがなく、探しても情報が余りありません。唯一探し当てた著書は「私の母は知的障害者」(著者:エストラーダ恵美さん)でした。恵美さんの本を読み驚愕しました。ひとつひとつのエピソードが私の母親とそっくりだったからです。

 

 

 

 

私の母は知的障害という自覚がなく、困っていないので病識もありません。

ですが幼少の頃より、母の言動を不思議に思うことがあり、小学校高学年になった頃には、

母の言動に違和感をおぼえることが多くなり普通ではないと確信に近づきました。

 

障害がある人の子育て、子供がどんな人生を歩むのか、それにクローズアップされることが少なく、最近ではむしろ「地域のヘルプがあれば障害があっても結婚や子供をもつことが可能」と偏った情報が無責任に書かれている記事を読みます。

 

結婚して子供をもつこと、それは当事者2名にとっては幸せかもしれませんが子供の人権はどうでしょうか。子供が健常者の場合、子供は普通の健常者としての生活を送ることはまず

難しいでしょう。私自身が身をもって経験していることです。

 

少しでも参考になればと思い、実例を詳細にあげていきたいと思います。

この記事に目が留まった方がいれば繋がっていただければ幸いです。