岸さんが主宰するビエナが行ったアンケートでは、
25%の女性がうつ感を持っていたそうです。

けれど、同じくらいのストレッサーがあっても、うつ状態になってしまう人、そうではない人がいる。

うつにならないようにするためには、イヤなことにふりまわされないスイッチが必要です。

特に、完璧を求める人ほど、必要になってきます。


岸さんは「ストレスフルなときほど、スキンケアを楽しんでほしい」と言っていましたが、本当にそうですよね。

スキンケアの際も、音楽をかけたり、アロマの良い香りを漂わせたり。

五感をバランスよく刺激することが大事だな、と感じています。

例えば、香りをお部屋に漂わせたいときには、エアアロマ等のデフューザーを使うと

本当に気持ちのいい香りに包まれます。アロマポットで精油を熱するよりも、

もっと、ナチュラルな香りです。

心地よい環境を作って、スキンケア。

このときのポイントは、時間をかけて、肌をめでながら行うことです。

心に響くようなスキンケアをすると、細胞も活性化するもの。

それは、資生堂の研究データからも明らかになっています。



美をうたう立場にありながら、ある時期、自分の体がボロボロになってしまった岸さんは、

身をもって、健康が財産であることを実感し、それを乗り越えて、

今は本当に輝くような美しさで、皆を魅了してしまう存在。だからこそ、説得力があります。

話しは少し変わるのですが、岸さんが言っていたことで、

共感したことのひとつに、「否定的な人と、付き合わない。」ということがあります。

例えば、作家の中谷さんが言うように、付き合っている男性や旦那さんに「キレイだね」、

といわれると、細胞全体が活性化するので、女性はどんどんキレイになる。

だから、身近な人を上手に教育することも大事なこと(笑)。

もちろん、他人に言われることばかりではなく、

自分でイメージの力を上手に使うことも大事です。

自己暗示にもなりますが、薬にもプラシーボ効果があるように、

思い込みの力は大きいもの。うまく自分自身でも自己暗示をすることです。

大脳に、働きかける効果は絶大で、例えば、ダイエットしたいときは、

「おいしく食べた、もういいかもね、」と思う。

そうすると、10口くらいで、もういいかな、と思う。

ある意味、自分をだますような感じですが、自分のイマジネーションの力を信じること。



仕事をしていくうえで、健康管理は必須科目。
例えば、第一印象で相手に与える印象は、外見からえられるものが55%と大きいものです。
服装がTPOに合っていて、清潔感があり、
肌が美しく顔色もよければ、それも、武器になるということもあります。

岸さんは、美しさの習慣を提案していました。

電車の中でできることでは、かばんを逆手で持つこと(右手、左手交互にバランスよく)。

筋肉をひねるので、加重されて、二の腕のエクササイズになります。

夕方メイクが崩れてきたら、耳をまわす。前と後ろに5回くらい。

耳のまわりには、リンパがあり、耳には、つぼもあるので、血流が良くなります。

もし、耳をまげたとき、痛い人は血流がわるくなっているサインですから、気をつけて。


加湿器を置くなど、乾燥対策は必要。




入浴タイムを大切に。

岸さんは、バスタブにお花を散らしてフラワーバスを時々しているそうです。

また、体を洗うときには軍手をつかってからだを洗っているそうで、

それはエクササイズになっているのだとか。

5本指になっているので、マッサージをしながら、体を洗う。

さわるのは、タッチセラピーの効果もあるので、からだをくまなく触るのがいい。

(東急ハンズなどには、バス用品のコーナーに絹の軍手などが売っています)

このように、美しくなる習慣はいろいろありますが、なにより、続けることが肝心ですね。

美意識を保ち、継続するコツは、楽しめる内容にすることです。

自分にエンパワーメントをしかける。やらなければならないことを楽しくする。

これは、経沢香保子さんが言っていたことです↓

「毎日走ることを義務にすると、あきてしまうこともあるけれど、

マラソンだったら、ホノルルを目標にしたり、走りながら1曲覚えると決めて

音楽を聞きながら走ると、面白いかもしれない。」



人生は一度だけ。せっかくなら、きれいに生きていきたいもの。
美容は、女性の気持ちをもりたててくれるので、
上げスイッチにしてもらいたいな、と思います。(③に続きます)