先週の土曜日、日経ウーマンのイベントにトレンダーズのブログレポーターとして参加して参りました。


日経 WOMAN 2008年 01月号


日経ウーマンは、88年に創刊され、ちょうど、
創刊20年目を迎えます。

働く女性のキャリアも、この20年の間に、少しずつ変化してきていますが、

最近、気になるのは、アンケートの結果(毎号、1000人前後の回答数)で明らかになったこと。

それは、64%の女性がストレスが原因で、体調を崩しているという事実です。

30歳前後で体を壊してしまい、仕事を休む人が多いようなのです。

今回のイベントは、そのような事実に基づき、

テーマは「幸せに働き続けるための健康管理術 ~いつもキレイな心と体でいる為に~」でした。

キラキラゲストは、株式会社コロン代表で美容アナリストとして活躍している岸紅子さん。

和服姿がとても素敵で、輝いていました。

『幸せに働き続けるための健康管理術 質問コーナー』では、
岸紅子さん 、経沢香保子さん 、日経WOMAN 麓幸子編集長が壇上に。

「美の知力」―自分をみがく5つの力


岸紅子さんは、慶應大学卒業後、株式会社コロン創立。その後、ビエナを設立されました。

主に、マーケティング、コンサルティングを行うほか、

美容アナリストとしても15年の経験があります。

美容業界に入ったのは、18歳の頃で、雑誌の読者モデルになったことが

きっかけだったそうです。もちろん卒論も、美容に関連することで、「ホリスティックビューティー」。

岸さんは、「ライフスタイルがバランスがとれていること。

心、体、姿はつながっているのでは?」という想いで、これまで活動を続けてきました。

また、ビエナというサイトでは、お客さんの声を企業に届けてきたそうです。

近著の「美の知力」という本でも、心と体がつながっているのだ、ということを書いています。



私も、修士論文でかなり似たような内容を書いていたので、想像できますが、

当時は、ホリスティック医療という言葉は、今ほど、メジャーになってはいませんでした。


岸さんが、ホリスティックビューティーに関心を持つようになったのは、

2つの出来事が要因になっていたそうです。


ひとつは、身内のこと。祖父、祖母が病気になり、実家でみとることになった。

そこで、「健康でいること。」「長生きとは?」「体が支えていることの大きさ」を感じたと言います。

岸さんは、ホリスティックと医療は知っていたので、ホリスティックと美容をかけあわせました。


ふたつめは、自らの体調を崩したことでした。

起業後、仕事に忙殺される日々で、体調を崩し、ミイラ取りがミイラになった状態に。

自分の身を通して、感じるものがあったそうです。生活がボロボロで。当時は一人暮らし。

見かねた両親のすすめで、一度、実家に戻ることに。

そこで、ようやく食事のリズムをつくることができ、体のほうからアプローチして、

心の健康も取り戻せたのだそう。

ダメになっているときは、自分のことさえも、見えない状況のことが多い。

客観的にみるために、何が原因でこういう状態に陥ったのか、岸さんは、見直してみました。

例えば、今は、本当にキレイなお肌の岸さんですが、その頃はフェイスラインはにきびだらけ。

水で顔を洗うのがやっとだったそうです。

けれど、ファンデーションをぬらないと、人前に出られず、悪循環。

ケアは一生懸命しているのに、効果は出ず、いらいらする日々。

しかし、結局、原因は自分にあったことに気が付きます。

岸さんは、何でこういうふうになったのか、と見つめなおすために「肌日記」をつけはじめます。

スケジュール帳の備考欄に肌状態と食べたもの、睡眠時間、ライフスタイル状のできごと、

運動したら、そのことを書いていきました。これは、自己マーケティングです。

生理周期も影響したり、食べ物で影響されたり、寝不足がくすみになったり、

肌の癖は人それぞれ。肌日記により、自分がどういう肌癖を持っているのか、

明らかになりました。3ヶ月、日記をつけて。わかったことは、

仕事上の人間関係でストレスがたまり、にきびになってできること。

対策として、いやな人に会ったら、家に帰ったら、すぐににきびケアをするようにした。

そうすると、翌朝は、脂っこくなる程度で大丈夫だったようです。


たしかに、肌日記をつけると、自分に合ったもの(食べ物、化粧品、運動など)がわかるので、

一度つけてみるのは価値がありそうです。

特に、いろんなケアをしているけれど、いまいち、ケアの効果が出ていないというときに。

肌日記のつけ方は、岸さんの本「美の知力」に解説がされています。

そこでは、ビューティーファクターをわけていて、6つの項目に関してチェックしていくのです。

とにかく、肌日記では、感じたことを書いていく。(手帳にでもOK)

そうすると、何が自分にとって、悪影響かがわかります。

まず、自分を知ること。ただし、複雑になりすぎると、負担になるので、

楽しいことでレコーダブルなものを持つと、やりがいになると思います。


本当に、心と体と姿はつながっていて、例えば、落ち込んでいる日も、

思いっきりオシャレをすることで、ちょっと気分が良くなったりもします。

また、好きな香水を身にまとうことで、優雅な気分になったりもします。

和服を着ると、優雅な立ち居振る舞いが出来たりもします。


岸さんの場合は、心が落ちやすいようで、それが皮膚にも出てしまう。

けれど、自己分析の結果、気持ちをあげれば、解決することがわかったのです。

それは、「上げスイッチ」。

人にはそれぞれ、上げスイッチがあるはず。それを見つけることが重要だと言っています。

人によっては、チョコレートを食べること、アクセサリーをつくることかもしれない。

本を読むことかもしれない。人には10個くらいそれがあるはず。


私の場合は、旅が究極の上げスイッチです。そして、人に会うことも。

美味しい食事、読書、絵を描くこと、泳ぐこと、ミュージカルを観に行くこと・・本当に

リストアップすると次々と出てきます。


自分にとっての上げスイッチをリスト化し明確化するメリットは大きいので、

私も、カウンセリングをしていて、時々、クライエント様に、リストアップしてもらったりします。

イヤなものと良いことを抱き合わせをさせて、プラス、マイナス ゼロにする。

そうすることで、救われる部分があるのです。


ぜひ、皆様も上げスイッチをリスト化してみてくださいメモ


(この記事は、②に続きます)