９点/１０点

ファーストインプレッションと併せてご覧ください。

文字通り「寝る間も惜しんでプレイ」した初めてのRPGです。
細かい欠点は多々ありますし、ボリューム的には物足りませんが
ゲームそのものは本当に素晴らしい内容で、非常に気に入りました。
Fallout3をプレイしたときは「もう一本道RPGじゃ満足できないかも」
と思ったものですが、1ヶ月足らずでそれを打ち破るRPGに出会えてうれしいです。

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○　戦闘システム、シームレス戦闘
○　ゲームバランス
○　スケール感
○　登場人物が魅力的
○　演出、音楽
△　グラフィック
×　ボリューム不足、ストーリーの消化不足
×　一部の操作方法、ユーザーインターフェイスに難あり

○　戦闘システム、シームレス戦闘
ファーストインプレッションに書いたように、
このゲームの戦闘は、見た目とは違ってアクション要素がまるで無く、言うなれば
「3Dになってリアルタイムで時間もキャラクタも動くFFアクティブタイムバトル」
であり、あくまでもコマンド式の戦闘がベースです。
アクション戦闘だと思うと、コマンド待ち時間や相手の攻撃範囲に
違和感があるかもしれませんが、コマンドRPGとして見てみると、
「ただ画面を見ているだけ」の時間はかなり短いほうだと思います。
慣れてくると、操作キャラの切り替えや自作コンボ、魔法を駆使して
気持ちよく戦えるようになります。戦闘へはシームレスで切り替わりますから、
移動中に見える大きな敵にかなりゾクゾクしますよ。

○　ゲームバランス
「騎士への変身」や「自分で自由に作成できるコンボ」といった
RPGでは珍しい要素をふんだんに取り入れながらも、
特定のボス戦を除いて、変身してもしなくてもなんとかなりますし、
コンボも「変身」に必要なポイントと共有させることで
強力なものを乱用できないようになっているので、
戦闘には絶妙なバランスが保たれています。戦闘以外にも
モ○ハンライクな装備の生成・強化などの要素が盛り込まれていますが、
それをやらなくてもクリアできるようになっているのも好印象です。
「いろんな要素を盛り込んでみたものの、ゲームバランスが崩壊してしまった」
というゲームが多い中、この点は賞賛に値すると思います。

○　スケール感
とにかく、そのスケールのデカさに圧倒されるシーンが多いです。
騎士や巨大な敵だけでなく、町やフィールド、ダンジョンも
適度に広く作られています。一本道のRPGなのに
ほとんど閉塞感が無いのは、そのおかげでしょう。

○　登場人物が魅力的
どの人物も個性的でキャラが立っていて、魅力的です。
さらに声優の声質もイメージに合っていますし、演技も極上。
個人的には、ここまで声優に文句がないゲームも久々な感じです。

○　演出、音楽
変身やオープニングは言うに及ばず、ボス戦やカットシーンでも
特撮モノ風の演出がなされますが、これが意外と世界観に合っていて気持ちを盛り上げてくれます。
子供のとき以来そういった番組は見ていない私でも受け入れられましたが、
拒否感のある人には逆にマイナスポイントかもしれません。

△　グラフィック
巨大なフィールドでシームレスに戦闘するRPGなので、
その点は配慮する必要がありますが
グラフィックはあんまり綺麗ではありません。
キャラのモデリングももう一歩といったところです。
しかしながら街の造形やフィールドなどは雰囲気が出ていて良いと思います。

×　ボリューム不足、ストーリーの消化不足
発売前はクリアまで100時間といった話も出ていましたが
実際は約30時間でストーリーをクリアできました。
サブクエストも豊富にあるわけではなく、
元々がオンライン向けにデザインされているものですし、
ストーリーそのものも消化不良ですから、
シングルプレイのボリュームはやはり不足していると言わざるを得ません。
ゲームそのものは非常に面白いだけに尚更残念です。

×　一部の操作方法、ユーザーインターフェイスに難あり
「敵キャラクタのターゲット選択が難しい」
「装備変更画面からL/Rで他の味方に切り替えられない」など
いくつか不親切な部分があります。今挙げた２つの点は
ゲームをクリアした今でも、未だに慣れていません。

↓HDでアップしてますので、クリックしてyoutubeで見たほうが綺麗です
http://jp.youtube.com/watch?v=y2fsM24Q4hk&fmt=22

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