2016年02月27日、ホビーゾーンイオン与野店にて、
ミニ四駆ウィンタートライアルに出場して優勝。

ミニ四駆グランプリ 2016 SPRINGのシード権を手に入れた。

1月に、栃木の某研究所のレースにて50人中の2位という結果を残した私は、
このレースの時に作り上げたマシンに並々ならぬパフォーマンスを感じた。


この車両はMAシャーシにフロント提灯を組み込み、
26.00mmペラタイヤを超ナロートレッドに履かせたマシーンであり、
簡単なブレーキとマスダンパーのセッティングだけで
317mという超ロングコースをまるで路面に吸い付くかの如く安定して走って見せた。

この大会の後、私は色々なシャーシを開発してみたものの、
結局このMAを超えるパフォーマンスを見せるマシンを作り上げる事が出来なかった。
吹っ切れた私は、この日、与野で、MAシャーシを3回目のレースに出してみようと思ったのだ。

(画像はホビーゾーンBLOG様より)
この日の与野では、オープンクラスのレースが昼と夜にあり、
夜の部は春の公式大会『ミニ四駆グランプリ 2016 SPRING』に2回戦から出場出来る
シード権の争奪戦となる。

まずは昼の部のレースに参加した。

コースレイアウトはご覧の通り。低速立体だろうか?
ジャンプから着地の余裕がない場所が3箇所。
しかし、ジャンプの飛距離を短くしたいからといってブレーキを低くすれば、
芝セクションやラジ四ジャンプが牙を剥く。デジタルカーブとスピードが乗ってから突入するLCで、
ローラーセッティングの甘いマシンを振るいにかける事にも抜かりない。
絶対値としてのスピードよりもマシンセッティングの引き出しの多さを競うテクニカルコースだ。


まず、昼のレースは1時間ほど、6回の練習走行を行い自分なりに納得の行く
セッティングを出す事に成功した。
レース用のパワーチャンプを現地で購入しトーナメント本戦へ。

自分のマシンはスペックを少し安定性に振り過ぎかなと思ったが、
開発者の心配をよそに私のマシンはみるみるうちにと勝ち星を重ねて、
あっと言う間に決勝戦へ。

その決勝戦、3台で競われたのだが結果は1位の方に50cm程離され、負けてしまった。
夜のレースに向けては、もう少し完走タイムという意味でマシンを速くする必要があると思った。

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(画像はホビーゾーンBLOG様より)

そして迎えた、夜のチケット戦。
参加者がかなり増え、そのスピード域も幾分速くなっている。
これは、今度こそトーナメント序盤でスピード負けするだろうと思った。

しかし。
皆様シード権の懸かったレースに少しヒートアップし過ぎていたのか、
完走率が思いのほか高くない。

自分のマシンも昼に比べると速くなっているが、スピードを速くしたわけじゃない。
安全第一という基本スタイルを貫き、涼しい顔して連戦連勝させて頂いた。

トーナメントは準決勝へと進み、残ったのは4人。
わたしは二組目にレースとなったので、準決勝の最初のレースを見物したのだが、
なんと両者リタイアにより、我々のレースがそのまま決勝戦へと繰り上がった。

マシンの準備は既に完了していたので、すぐに決勝レースがスタート。
充分なセッティングが施された、私のマシンはスタート直後から相手をリード。
そのまま差を広げて、真っ先に3周後のフィニッシュラインを通過した。


2014年秋のミニ四駆再開から1年半。
初めてとなる、レースでの勝利だった!




まず、昼のレースの時点から好調だった理由は以下の3点だと分析する。

①練習走行も含めて使用するバッテリーをいつも新品アルカリで統一した。
②これまでに蓄積したデータにより、ラジ四ジャンプや芝にも難なく対応する事が出来た。
③練習走行一回目の時点でマシンセッティングを大きく外していなかった。


昼のレースの決勝では負けたマシンがどうして夜では勝てたのか?

①昼のレースで負けた原因を分析し、対策を早い段階で練る事が出来た。
②スピード負け対策を、スピードを上げるだけではなく、減速を減らす観点からも実施した。



まとめると、このような感じだろうか?
なぜ勝ったのか?なぜ負けたのか?というところは最も大事だと思うので、
今後も様々な場面でこの精神を忘れないようにしていきたいと思う。


さて、シード権。
公式大会は走る機会が非常に限られているため、このチケットはとても有り難いものです。
こいつを最大限有効活用する事で、私が目指そうとするものは公式大会でも変わらない!

ミニ四駆グランプリ2016 SPRING、
大会へ向けて注意深く研究を積み重ねようと思います。

(おわり)