髪の毛をつかんで引っぱりまわす


肉がえぐれるくらいに爪を立てる


包丁を向けられる


小さい頃

何度も

母親にされたこと


ダンナに話したら

絶句していました


でも不思議と私の中では

たいしたことだとは思っていないのです


どこのうちの母親も

キレたらこれくらいやるもんだろうと思っていたし

キレさせた自分が悪いんだろうな


私はかなりの負けず嫌いなので

決して痛いというもんか

泣くもんか

負けるもんか

歯を食いしばって抵抗していた記憶があります


部屋中に髪の毛が

カット後の美容院のように落ちるほど引っぱられても

決して泣き言は言わなかった


爪が食い込むくらいつねられても

母の顔を睨みつけて耐えた


包丁を向けられても

やれるもんならやってみろと自分から胸を出した


あの時の母の顔は今でも覚えている


肉体的な苦痛など

たいしたものではありません

でもそれに比べて

言葉の暴力にはめっぽう弱いです

いまだに


父と母が話している

何を話しているのかは分からないけれど

自分の悪口を言われてるんじゃないかと

心臓がバクバクする


どうしてもどうしても話の内容が気になって

床に耳を押し当てて

必死で会話を聞き取ろうとしてる自分


ちょっと異常なんじゃないかと思う


するとやっぱり

母は私のことを言ってる

一方的に文句をまくしたてている



なんだろうこのどうしようもない虚無感



私は母の口から

私の悪口ばかり聞かされているような気がする


それは面と向かって言われるというよりも

いわゆる陰口というやつで

相手は父親だったり親戚のおばさんだったり


母は本人には聞こえないように言っているつもりだろうが

雰囲気で分かるんだ

あ~私のこと何か言ってるんだろうなって


たまにとってつけたように

「あんた毎日おべんとう作ってえらいね」

ぐらいは言われることもあるけれど

根本的に「私という存在」をほめてもらったことはない


そんなおまえでもいいいんだよとか

もっと極端に言えば

どんなおまえでも愛してるよみたいな

根本的に認めてもらったことがないんだ


私に対しては不満しかないんだと思う



以前に 

「一緒に住んでて良いと思ったことだって何度もあるよ」

と言うから

「どんなことが?」

と聞き返したら真っ先に出てきたのが

「買い物してきてもらったり、家のことやってもらったり…」

って


お手伝いさんレベルかい!!



あぁなんか話がずいぶん飛んでしまった


要は

母から受ける肉体的な苦痛なんて

精神的な苦痛に比べたら屁でもないってことです







1ヶ月前ぐらいに栓を抜こうとしたら鎖が切れて

とりあえず結束バンドでつなげておいたんだけど


それにやっと昨日気付いたらしい


「あんた鎖ひっぱって抜いたんでしょ」


って言うから


「え?みんな鎖をひっぱるもんじゃないの?」


と聞き返したら


「あたしはいつも栓のゴムの所を(手を突っ込んで)持って抜いてるわよ。

切れちゃったらイヤだなと思って」


と言ってたくせに


「どうせ鎖がひっからんでる時にひっぱったんでしょ。

そうじゃなきゃ鎖なんて丈夫だから切れるはずないもの」


って…


切れるはずのない丈夫な鎖を

切れちゃったらイヤだからていねいに扱ってます


ってどういうことですか?


だいたい栓してる状態の鎖がひっからんでるって

どういうこと?


もう言ってることメチャメチャ


結局

私の扱いが悪いから切れたってことにしたいんですよね


30年一度も取り替えずに使ってたら

いいかげん劣化してますよ




言ってることメチャメチャといえば



この間も


「駅前にあるスパゲティ屋さん、あそこ安いのねぇ~

行ったことある?」


と聞いてきたので


「うん、何度もあるよ。おいしいから」


と答えると


「あそこ昔みんなで行ったわよね」


って

だったらなぜ「行ったことある?」って聞いた?!


なんかもう

ただ単に頭が悪いだけなのか

ネジが取れちゃってるのか…




朝方
トイレにいきたくなって目を覚ますと
どこかで誰かの話し声が聞こえる

時計をみるとまだ5時半

とりあえずトイレにいこうと廊下に出ると

声の主は母

「うんざりだうんざりだって言いながら居座ってる!」

それしか聞こえなかったけど
誰かと話しているのかと思いきや

大声の独り言だった…

人の気配を察知したのかそのあとは
「バカヤロー」とだけ叫んで静かになったけれど

家の中をウロウロ歩き回ったり
早々に雨戸を開けたり
「ふぁあ~~~~~~~あ!!」と大声であくびをしたり

なんか勝手に考え事をして
眠れぬ夜を過ごしたんでしょうか

しかしこんな朝っぱらからね
大きな声でブツブツと

なんかこの人ほんとに病気なのかも…