国家公務員受験生用語などについて

 

まとめてみました。
 
 
【コッパン】
国家一般職の略。
長い名称のため、省略されて用いられる場合が多い。
稀にコッペパンなどと呼ぶ受験生も。
 
 
【魔界】
試験難易度が高い地域(倍率が高い)に用いる。
現在では近畿区分がそれに該当し、受験生から恐れられている地域である。
 
 
【試される大地】
北海道庁が展開しているキャッチフレーズで行政北海道区分のことをいう。
国家一般職試験では特に何も試されておらず、最も難易度が低い地域である。寒いそう。
 
 
【ピエロ】
一般的には バカにされる者 という意味。
例えば、最終合格発表前に官庁から内々定もらっていたが、
最終合格発表で不合格となった者に用いられる。
まさに逆転サヨナラ負けで、自虐的に用いられたりする。
 
 
【ボーダーマン】
合格か不合格かのちょうど境界の人。
生きるか死ぬかのプレッシャーに耐え抜く精神力が要求される。
ボーダーライン(合格最低点)の上昇説に全力で異議を唱える。
 
 
【オナシャスマン】
日々、オナシャスするこでボーダーが下がることを願っている人。
メイン層はボーダーマンだが、さまざまな層のオナシャスマンも存在する。
もしかすると受験生の多数はオナシャスマンかもしれない。
 
 
【NNT】
内々定の意味・・・ではなく、無い内定の意味。
民間の就職活動でも使用される。
市役所や県庁などは最終合格=採用 がほぼ確定となるが
国家公務員試験においては最終合格+官庁での内定が必要であるため、
例年、採用漏れとなるNNTの人が存在する。
 
 
【傾斜】
国家一般職試験では教養科目と専門試験の1点あたりの点数比率が1:2であるため(厳密には異なるが)、教養の点数+専門の点数×2=筆記の点数(傾斜) として算出される。
 
 
【4C、3D】
例えば4Cは、
4は論文試験の点数(6~2)。Cは面接試験の評価(A~E)。
多数の受験生が論文試験での評価が4、面接試験での評価がCとなる。
例えば、教養試験と専門試験で取れた点数に、
あとどのくらいの点数を取れれば合格できるかの目安で用いられる。
ちなみに3Dは論文、面接試験共に足切りを除く最低評価。
面接苦手な筆記特化マンが3Dでの点数で最終合格を狙っている。
 
 
【ノンキャリ】
中央官庁の国家総合職以外の国家一般職に用いられる別称。
どうしても出世に差が出てしまうことから、こう呼ばれている。
 
 
【ネガキャン】
公務員試験に失敗した層が執拗なネガティブキャンペーンを行っている。
それを見抜いた?面接官は優秀であると言える。
 
 
【強制労働省】
厚生労働省のこと。
ブラック企業対策を打ち出す厚生労働省が実はブラックであることが判明。
厚生労働省のパンフレットでの若手アンケートで強制労働省という単語が出てきているあたり自覚はしているようである。
監督省庁である厚生労働省が設置した特別チームに労働問題を摘発されるという体を張ったブラックジョークをかます漆黒官庁。
 
 
【通常残業省】
通商産業省(現経済産業省)のこと。
その名の通り、残業が通常なほど激務であり、定時という概念は存在しない。
 
 
【ホテル大蔵】
大蔵省(現財務省)のこと。
あまりに激務なため、家に帰れず本省にて仮眠を取り朝を迎えることからこう呼ばれていた。
某有名ホテルの名前を拝借している。
 
 
【ワニ本 カンガルー本】
公務員受験生の間では非常に有名な数的の問題集。
表紙にワニのキャラ、カンガルーのキャラが描かれている。
ワニ本はやや古いため、続編であるカンガルー本が発売されている。
なぜワニやカンガルーかは謎。
 
 
【スー過去】
ワニ本同様、公務員受験界にその名を轟かせている過去問題集。
正式名称は新スーパー過去問ゼミ。
これしか問題集をを知らない者もいるらしい。
 
 
【V問(Vテキスト)】
某予備校の問題集。
某掲示板では突然なんの脈絡なしに「V問は最高!」と怪しげな賞賛が始まる。
しかし、その真偽は不明である。
 
 
【囲い込み】
国家一般職試験においては、
最終合格発表前に内々定を出す官庁が存在する。
「是非、最終合格発表後は採用面接に来て欲しい」的なことを電話で言われ、
前もって目をつけた受験生を優遇する。
ここから結局、不合格になる人をピエロという。
 
 
---官庁訪問編---   ~各省庁人事必殺の送りテクニック~
 
【エレオク】
基本技。エレベーターまで送り、ご丁寧に『下がる』のボタンまで押してくれる。
中には、「面接室までご案内いたします」と言って待合室から出したと思ったら、
「本日はありがとうございました」と言ってエレオクをするテクニシャンな人事課職員がいるとか・・・。
 

【テレオク】
基本技。「何かありましたら、追って連絡を差し上げます」と言って帰す。
民間でも使われる手法。
ちなみに連絡は来ないことが多い。鳴らない、電話。
 

【メンオク】
面接室まで連れていき、選考落ちを伝える手法。
エレベーターをスルーしたときの高揚感はたまらないが、面接室で地獄に落とされる。
ちなみに面接室からエレベーターまでは送ってくれない。不親切である。
 

【デグオク】
出口まで送ってくれる。
しかし、他に行きたい省庁が同じ建物にある場合は有難迷惑でしかない。
再度中に入ろうとすると、ディフェンスに定評のある人事にブロックされる。
 

【エキオク】
奥義のひとつ。
駅まで送ってくれるらしいが、エキオクを使いこなせる人事は滅多にいない。
というか人事課職員もそこまで暇じゃない。
 
 
【ホカオク】
「是非他の官庁も回ってみて下さいね」が発動の合図。
他のテクニックと併用される。
言うなれば、京都の家庭でお茶漬け出された上に追い出されるようなもんである。
 

【公開処刑】
主に国家総合職で多用される荒技。
次の面接を待ちながら同士たちと談笑する中で、情け容赦なくこう言われる。
「結果をお伝えしますので、〇〇番の方のみ荷物を持って廊下にお願いします」
自分だけ特別室で内々定かもしれないという淡い期待は、
続くエレホカオクを前にかき消される。
 

【ミンオク】
「民間も回ってみたら?」が発動の合図。
労働局が得意とする魔の誘導テクニック。
業務説明会に来たつもりが気付くと受験生の就職相談会になっている。
「これはおかしい」と思った時にはすでに遅し。
自分の職業選択に疑問を持ちながら帰路につく。
 
 
【瀬戸オク】
送りテクニック最終奥義。
面接に呼び出され船で向かっている途中に
官庁が「あ、やっぱ来なくていいです^^」と瀬戸内海上で宣告するという荒業。
「瀬戸内海の中心で今後の活躍を祈ったケモノ」とはよく言ったものである
 
 
 
こうして見ると色々あるんですね。笑
似たようなネタも集めましたので、こちらもどうぞ。
 
以上。