えつこのえるみちゃん…の巻 | etSukoのブログ

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えつこのえるみちゃんが

14歳の誕生日を来月に控えている中

生まれてから5075日の1月15日14:40

かわいいかわいい生涯に終止符をうち、えつこの腕の中で亡くなりました。


8歳の時から

心臓の病気を患いお薬をかかさずに飲んでいました。その病気が見つかったときには80%ほど進行していて実はあと1年も生きれないのではと言われていました。


それからすぐに投薬治療がはじまり

定期的な検査も欠かさずに受け

その過程で先生が

"学会に出したいぐらいですよ。"

とおっしゃってくれるほど、

それほどお薬が合っていたのか

LV3(末期はLV4だとすると)ぐらいまで進んでいた心臓の病気が

投薬をはじめてから

進行を遅らせるどころか、"よくなる"という奇跡をおこせました。

LV.2弱ぐらいまでに心臓が落ち着き

投薬開始から早くも5年が経っていました。




2022年の12月末ごろ

えるもユヌもいつもえつこと一緒に寝ているので気づいたのですが、

えるの心臓音があまりにも

ズンドコズンドコと、大きく聞こえるので

すぐに病院へ行きレントゲンを取りました。

心臓肥大が進み

病気がまた進行していることを知りました。


特にえるはこれといって

何かしらの症状をみせているわけではないですが

なんとなくの飼い主のカンとも申しましょうか…


あぁ

今年の冬は越えられないかもしれないな…と思いました。



えるのことが心配で心配で、なんでもしてあげたいという思いから

水を飲んだらむせるので

夜中に水を飲みに行くたびに

えつこも起きて一緒について行って

慌てないようにゆっくり飲むように配慮したり

散歩も歩きたがるけれど

おしっことうんこしたら帰るようにしたり

えるもビックリの

急にどこにでもついてくるやんっ!っていう状態になってました。

過保護っていうか…

それぐらい反応的になっちゃってました。


えるは、なぜだか

夜中になるとあまえてくるので

なでたり、髪をとかしたり、とりのササミを蒸したやつをあげたり、お話したり…

そんな年末年始を過ごしていました。


心臓の鼓動のスピードも速いからか

ご飯はたくさん食べるけれど

なぜか痩せて軽くなるえるを抱っこしては、また余計な心配をする…

そんな日々で

えつこもげっそりと3キロほどやせましたし

連続睡眠は2時間ほどしかとれない日々だったので

慢性疲労が蓄積して…脳みそへの栄養も通ってない状態だったと思います。


いつか訪れる死を避けられないこともわかっているから、何がストレスで何が嫌なのかも実は自分でもわかっていて、むしろそれはとても明確でした。


最期を迎えるそのときに

えるが苦しんでいるところを見て

何もできない自分の無力感が嫌なんだと

それがストレスなんだと理解してました。


年明けには

酸素室を家に置き

緊急に備えて病院でできることを、自宅でもできるよう整えていました。今は在宅医療が当たり前なんですね。

まさに時代の変化です。


でもいくら医療が進歩しても

死からは逃れられず

そして

終わりがあるからこそ

命というのは輝くのだということも皮肉ながらわかってもいました。


えるみちゃんの最期のその日は

あまりにも突然訪れました。


実は

えつこの心配は取り越し苦労だなぁ。と思えるぐらい

えるの体調はずっと落ち着いていたし安定もしていました。

makotoは治ったやん。あと半年は余裕やろ。なんていってました。


ご飯もモリモリ食べるし

散歩も行くって言うし

ユヌと遊ぶし

キッチンには物色しにくるし

亡くなる2日前はえつこの足で腰振ってましたし。笑笑(すぐにやめさせてますけど)



1月15日の朝

少し咳をいつもよりしてて…

でも元気でご飯も食べて散歩も行って


11:00〜えつこは魅せテクがあったので

その間はなんか心配で

初めて酸素室に入れてました。


その日は15:00〜NuYouのイベントで

13:30〜チームでMTGをすることになっていました。

少し家帰るね。とえるが心配だったので一旦帰宅。



酸素室にいるえるに異変があることは、すぐに理解しました


あぁ

今日なんだ。

あぁ

今なんだ。



そう理解して

息をひきとるその瞬間までえるから離れずにいようと決めました。



メンバーの子達には

えるのことを言うことはなかったけれど

信頼しているメンバーなので

先にやってて。とだけLINEでお願いし、

たったそれだけの言葉で全てを任せられることにとても感謝もしました。


makotoはセミナー中で

電話をしたけれどつながりませんでした。


でも

えるはこの時間を選んだんだなと思い

静かにその時が来るのを側で待つことにしました。怖くて震えていた身体もしっかりと現実を受け入れてドッシリと構えられていた自分がいました。



酸素室を開けて

ずっとなでようと思い

えるのそばから離れずに体をなでながら

たくさん話しかけました。



はじめて会った時のこと

みんなから愛されていたこと

えるみという名前

白と黒のコントラストがかわいいこと

急変する姿を誰にも見せない強さをほめ

ニコとユヌのお兄ちゃんでいてくれたことを感謝し

もうえつこはここにいるから

自分のタイミングでいっても大丈夫だということも伝えました。



30分ほどしてから

えるが力の入らない前足を立てて立ち上がり

なにをするのかはじめはわかりませんでしたが

えつこの方に1歩2歩歩いてきました。


抱っこして欲しいのだと理解したので

えるを

自分の腕の中に引き寄せ抱きしめてあげました。

それがえるにとって楽な体勢なのかはわからなかったけれど、えるが頑張って歩いてきたなら望んでいることなんだと思いました。


そして

抱かされてからすぐに呼吸はゆっくりとなり、浅くなり、そして静かに止まりました。

心臓の鼓動はそれから5分以上は続いていたので

鼓動がなくなるまで見届け

えるのあたたかい体温と

ふわふわの毛をずっとなでてました。


えつこを待っててくれたこと。

つらいところを見せまいとしてくれたこと。

最期は2人でいたかったんだということ。

抱っこされていくことを選んだこと。


えるの全てが愛おしくて

えつこの身体の中で息を引き取ったので

細胞が入ってきたような感覚にすらなりました。


いつもいつでもえつこのお腹で寝てたこと

お風呂入ってる時はドアの前で待っててくれたこと

お風呂上がりの足をなめて体を拭いてくれたこと

ブラッシングが大好きなこと

ニコに頼られていたこと

ユヌと仲が良かったこと

ご飯を独り占めする姿が勇敢だったこと

爪も髪もおとなしく切らせてくれたこと

よーく昼寝してたこと



そして

出会った日から

亡くなるその日まで

世界で1番えつこのことが大大大大大大大大大好きでいてくれたこと。

異常なくらいえつこを愛してくれていたこと。



亡くなる前日の写真です。

リビングに布団をひいて

電気をつけて

なにがあってもすぐにきづけるように

えるを看病してるえつこでしたが…


たまたま

夜中にトイレに起きたmakotoが

寝室から撮ってくれた写真です。


あまりにえつこがブスすぎるのでカットしてますが…


えるちゃんが

えつこを守ってるようにしか見えなくて…


いつも全身全霊で、ただただえつこのそばにいたんだなと思います。

看病してるなんてこっちのエゴで

えるは普通にいつも通り、えつこの側でえつこがゆっくり寝てる姿のいつもの定位置にいたかったんだな。と思います。



いつもそこに

ただただそこにいてくれてありがとお。


たくさんの幸せをありがと。

あたたかいぬくもりをありがと。

おかえりを毎日ありがと。

誰かのために生きるということを教えてくれてありだと。

えつこをたくさん笑わせてくれてありがとう。

最期までえつこに抱っこしてっていってくれてありがと。


いつか…

もう少し先の遠いいつか…

また抱っこさせてね。大好きよ。これからもずっと大好きだよ。える。





2023.1.30

えるみちゃんへ

せいけえつこより