なぜ、戦争が起きるのか、考えてみる その2 どうも!こんにちは。 性懲りもなく、第二弾です。 戦争とはとにかくいろんな理由があって、勃発します。 銀河英雄伝説の名将ヤン・ウェンリーものたまってますが、 たいていはろくでもない理由です。 ローマとカルタゴが争ったポエニ戦争は元々はシチリア島の奪い合いです。 当時、シチリアはシラクサという国が支配していました。 他人の領土を奪い合ったというくだらない内容です。 イギリスとフランスが争った百年戦争の理由は単なる王位の奪いあいです。 話合いでなんとかならなかったのでしょうか。 豊臣秀吉が行った朝鮮との戦争、文禄慶長の役は、自身の征服欲と西国の大名を疲弊させるための目的の戦争でした。 オーストリア継承戦争ではプロイセンの国王がオーストリア領土であるシュレジエンを欲したために起きた戦争です。 イギリスが中国にアヘンを売るために起きた戦争がありましたね? 戦争の理由は多くは利益です。でもその利益を得るための理由が多くは残念な内容です。 21世紀ともなると、戦争の理由はもっと矮小化していきます。 超大国アメリカが21世紀に起こした戦争の理由は「アルカイダ」と呼ばれる謎のテロリストを逮捕するためです ご存じの911テロ事件で、怒り心頭になったアメリカはアルカイダがひそんでいると思われるアフガニスタンに侵攻しました。 残念なことに、テロリストは捕まえることができず、アフガニスタンの地元勢力タリバンと泥沼の戦闘に突入しました。 それから二年経っても、なにも変化がありません。 アメリカは困りました。 戦争自体は金はまったく儲かりません。 国家が戦争をするということは、なにか成果がなくてはなりません。 ここで頭のいい人は手をポンと叩きました。「イラクを攻めて、民主化すればそれは成果じゃね?」 HAHAHA! ここ、みなさん、笑うとこですよ! 大量破壊兵器があるという疑いだけをかけて、さっさと侵攻したのは戦争の成果を求めようとしたのを考えれば、無理もないことが伺えます。 イラク戦争でたしかにフセイン政権は滅びましたが、その隣国イランに核武装の準備期間を与えてしまいました。 世の中、思い通りにならないことばかりです。 21世紀の現在、大国同士が争うのはまずないでしょう。 時代が進むと超大国は一文も得にならないことで、戦争を始めるのは興味深いですね。 でも、小国が大国に向かって、喧嘩を売るというのは十分ありえます。 黒海とカスピ海をまたがる1250kmをまたがる山脈をカフカスと呼びます。 ここはそうとう高い山で最高峰は5642m 2000mを下ることは稀なんだそうです。 非常に住みにくい土地ですが、大国に押し出された民族が隠れるのには便利な地域です。 2008年8月 ここにあるグルジアという小さな国が大国ロシアに戦争を仕掛けるのです。 勝ち目などあるわけがありません。 グルジアがロシアに攻撃をかけたきっかけは、実にくだらない内容です。 アメリカ留学経験があるグルジア大統領サアカシュヴィリはグルジアから攻撃をかければ、アメリカが支援してくれるだろうという甘い考えから起こりました。 アメリカは音無の構えでなにもせず、ロシアとグルジアの和平交渉はフランスが仲介して終わりました。 このあたりの地域は油田が豊富です。 歴史として、グルジア人 アルメニア人 チェチェン人 オセット人などの民族は多くはロシアにまたはトルコなどの大国にボコボコにされ続けた経緯があります。 (とくにチェチェンやアルメニアは民族まるごと、 追い出されたという酷い歴史があります) 多くの民族はロシアのことを怨んでいます。 ロシアが嫌いなら、自分の民族を好きになるしかありません。 グルジアでは民族主義に火がつき、南オセチアを正式に領有しようと何度も試みています。 オセチアとはオセット人が支配する国のことで、比較的、親ロシアの民族です。 第2次世界大戦時、チェチェン人はナチスドイツの協力者ということで、 ソ連に土地を追い出されます。チェチェンの西側の領土はオセチアの領土となりました。 いまでも、チェチェン人とオセチア人は仲が悪く、領土問題は顕在してます。 オセチアは南北に分かれており、北側がロシア連邦の一国家。北オセチア共和国 南側がグルジアの領土となっていることになっています。南オセチア共和国 実態はぜんぜんそうなりませんでした。 南オセチアは当然、グルジアの言うことなんて聞きません。 グルジア人の言うことを総括すればこうです。「オセチア人は北オセチア共和国に帰れ」 南オセチア人はこう対抗します。「南オセチアを北オセチアに編入してもらおう! 助けて、揚げパンマン!」揚げパンマン(ロシア)「よーし、南オセチアの独立は承認しちゃうぞ!」 グルジア&南オセチア「ぐぬぬ」 戦争の結果、ロシア軍は駐留、オセチア人だけの国家は誕生しないという玉虫色的な結果で終わりました。 グルジアの賭けは失敗に終わったのです。 これは完全に憶測の話です。ここからはほとんど創作、眉唾な話として読んで下さい。 アメリカで学んだグルジア人大統領はなにを思って、アメリカが助けてくれると踏んだんでしょうか? 戦争なんて一円も儲かりません。 利益があるとしたら、敵対国の邪魔をするか、資源だけです。 カフカス周辺に油田がたくさんあるのです。 アメリカがグルジアに肩入れするとすれば、石油しかないでしょう。 グルジアからみて、東側にアゼルバイジャンという国があります。 そこにはバクー油田があり、ナチスドイツ軍もそこを狙って、スターリングラードまで進出しました。 そこから伸びる長大なパイプラインがあります。 バクー・トビリシ・ジェイハンパイプライン 通称BTCパイプラインです。 ここは二本の路線に分かれます。 一方はロシアへ、もう一方はグルジア経由でトルコへ伸びます。 石油は手に入らない可能性は高いですが、アメリカはライバルであるロシアに供給するパイプラインになにかしらの影響を与えると期待できるでしょう。 もちろん、表だって戦うのはグルジアということになるでしょうが、どういうわけか、アメリカはグルジアを支援しませんでした。 グルジアの思惑がうまくいったとしたら、パイプライン周辺の国をアメリカの後ろ盾で制圧するつもりではなかったのでしょうかと勘ぐりたくなります。 戦争が起きる危険性を歴史と民族と地形で考えている学問を地政学と呼びます。 次回はいまもボコスカやっている、シリアについて考えてみたいと思います。 また会いましょう!
しゃも(鶏)が「勝手に解説するぜ!オイコラ聞けよ!」
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