…【高天原】(タカマノハラ)…に付いて…
…下記の文書、つまり「小文字…ホ07137~ホ07158」(ホツマ第7章からの抜粋)文章に限っては、「Google・検索」からのコピ-では在りますが…其の文中の中程の処の、其の【?】(記号)の部分は、元来、空白(1文字)だったと考えられます。然し、其れは何故(【?】)なのかに付いて、先ず、話を進めていこうと思っています。
…然るに、此の「空白1文字」を設定した事に因り、此処の文字数(4文字・カグノキ)は、定型詩としては文字不足と成っています。此のような記述方式に対し、又、別の部分(次の行)では、逆に「1文字・字余り」(よ)と成す記述方式が取られている。つまり、此のような、歪的な記述方式は、『秀真伝』文書の全文を見ても、此のようなやり方は、希なる記述方式と成っております。では、何故、此のような希なる記述方式が用いられているのかと言えば、此れが、『新約聖書』に言う処の…「言葉(クチ)にすべからずカミ(エヘイエ)の御名」…的、部分に当たってるので在りました。
…然して、彼の、『古語拾遺』(齋部廣成著…大同2年・807年の帝平城天皇の召問に応じ…)に於いて、「神代文字に付いての記述」(存在説)、且つ、又、其の後裔(コウエイ)【忌部政通】(インベマサミチ)に至っても、『神代巻口訣』(南朝→村上天皇・16年…1335年の時)の文書に於いて、「神代文字は象形なり」(幾何学的形状文字の意)等と記述した文書を書き残しています。従って、此の忌部(齋部)氏族の、其の、一連の文書内容の意味は、即ち…《神代文字は存在する》…と、【齋部廣成】は言っていたので在る。従って、其の後裔の【忌部政通】(インベマサミチ)…は、尚も、其の著書で在る『神代巻口訣』の文書に於いて、「神代文字の存在」(肯定説)を記しているので在ります。
…因みに『古語拾遺』(齋部廣成・著)に因る、其の『秀真伝』文書の抜粋的記述を次に記します。
…『古語拾遺』(齋部廣成・著)…「阿波礼・阿那於茂志呂・阿那多能志・阿那佐夜憩・飫憩」
( アハレ ・アナオモシロ ・アナタノシ ・アナサヤケ ・オケ)
…此の上記に言う【齋部廣成】文書に記載された【歌】は、『秀真伝・第7章』記述内容と、殆ど同じです。
…アマテラス ヒトノヲモテモ
…タノシムニ ミチスケノウタ
…アハレ アナヲモシロ
…アナタノシ アナサヤケ
…ヲケ サヤケヲケ
…アハレ ヲモシロ
…サヤケヲケ アナタノシ
…アヒトモニ テヲウチノベテ
…ウタヒマウ チワヤフルトゾ
…タノシメバ コレカンクラニ
…アマテラス オオンカミナリ
…「以上の文面は、『古語拾遺』(齋部廣成)からの抜粋文」ですが、従って、【齋部廣成】は、【神代文字・文献】(『秀真伝』)の語句を取り込み、上記に言う、【神代文字・文献】記載に言う…「アハレ・アナヲモシロ・アナタノシ・アナサヤケ・ヲケ…」等のフレーズを知っていたので在りました。
…然るに、此のような歪的(定型詩から逸脱した表記方式)な文書構成は、『秀真伝』全文章(神の代~人の代・40章迄)を見ると、此処(神代時代・期)以外の章には、殆ど在りません。因みに、其の後に於ける「あわや」(天地ヤ)の表記は、『秀真伝』(10年条)の「ミマキイリヒコ…アワヤ」で在ります。然して『秀真伝』文書は、総じて【和歌形式⇒5・7調文書】(定型詩)を基本として書かれています。
…【タカマノハラ】(高天原)とは、架空の天界に在って、且つ、【伊勢神宮】(内宮)に秘められていると成す定義を以て、【社】(ヤシロ)が創建された。然る意を以て、現在に言う処の【唯一・神明様式】、【角刺・千木】(角差し形状)を以て天界と交信されるので在り、其の交信は、【ノリト】(祝詞)を以て仲介されると成すのが、【敷島の道】(後に言う神道)で在ります。然し、元来、【ノリト】(祝詞)とは、【元始・ヤマトコトバ】が基本で在ります。以て、【元始・ヤマトコトバ】(基本・48文字)とは、つまり、言葉とは、【息】(ミコト・命→身言葉も同義語で在る)に起因し、此の息が無くなれば死に至るので在り、此れを以て「マカル」(真枯る)と言う。従って、【コトダマ】(言霊)も【マカル】と同義語で在る。
…【言霊の先はふ国…山上憶良】…「神代欲理 云傳(言いつて)久良久 虚見通倭國(ヤマト) 皇神(スメカミ)能 伊都久志吉國 言霊能 佐吉播布國等 加多利継(ツギ) 伊比都賀比計理…『万葉集』巻5-894。
…「カミヨヨリ、イイツテクラク、ソラミツヤマト…スメカミノ、イツクシキクニ、コトタマノ、サキハフクニト、カタリツギ、イイツガレケリ」。
…以上に言う【言霊】、即ち、【元始・ヤマトコトバ】の源とは、此の冒頭に掲載している【フトマニ】(太占)の画像の中の記号に起因しています。然るに、其の円の中に記されている記号こそが、【元始・ヤマトコトバ】の言語の元と成る【ホツマ・文字】(秀真文字)で在ります。従って、【元始・神道教義】に於ける【言霊】とは、、其の、各々の記号文字「1文字」、「1文字」が、即ち…《カミ⇒上 ⇒ Y H V H 》…と見なされていたので在りました。そして、其れが、【タカマノハラ】(高天原)と想定されていたので在りました。つまり、『日本書記』(現存・写本伝承)に言う【高天原】とは、此の【太占図表】的、架空の宇宙観に在ったのだった。
…以下【追記】(平成27年4月10日・金曜)…
…【元始・ヤマトコトバ】の源で在る処の【記号文字】(神代文字)以前の文字とは、どのような文字が使用されていたのかと言いますと。基本的には【アッカド語】。紀元前に於ける聖書に関せば【ヘブル語】、【ギリシア語】。又、当時の時代背景を考えれば【ローマ語】(ラテン語)等に起因する文字で在りました。つまり、此処に言う【記号文字】(神代文字)の開発者とは、【死海遺跡文書】(1947年発見)を隠し残し姿を消した【ダマスコ契約・秘儀宗団】者達だったからで在る。
…【高天原】(架空)とは、何を想定し、何故?設定されていたのかと言えば、【創世記】(ノア期・大洪水発生)に関連する。つまり、【再・大洪水阻止契約更新】(ヨベル書)の継続で在った。然して、此の義の役割を成すのは【伊勢・外宮】(御食・神事)で在る。そして、尚、此の神事の義を以て、天界との交信(祝詞)を行い、【高天原・設定】(祝詞・契約の義)が成ったとし、其の結果を示す意を以て、『秀真伝』(姉妹書・三笠文)文書が創作されたので在る。然るに、『秀真伝』別伝、【太占】(序文)に因ると…
…「ヨソコ(49)ヲハ、モトモト(元々)アケ(カミ⇒上)ノ、サコクシロ」(筆者訳・隠された秘儀数値⇒13+22+14=49)、アメ(天)の御親に因る、形(49÷7=7)」(神武・東征物語に起因する秘儀数値)…の根元は、「宇宙的数値」を構成する…【完全数】 の【496】・【8128】…が取り込まれていたので在りました。
…後年(欽明天皇期・以後)、漢字文献に変貌した『日本書紀』(垂仁天皇25年条)を見ると、其の内容は編輯文書に書き換えられていました。従って、【サコクシロ】の語句、及び、其れらの説明文面は『日本書記』(現存・写本伝承)からは抹殺(刪定)されています。尚、『秀真伝』文書内容の事が解らなければ、取り敢えず、『日本書記』(現存・写本伝承)記載の「景行天皇期迄の内容」(神話を含む)と同等と考えてもらえればけっこうです。然し、【太占】文書(図表化されている)は別物であります。
…『日本書記』(現存・写本伝承)記載の【太占 ⇒ フトマニ】(神代上・第4段第1の1書のⅠ)とは、『秀真伝』別伝に記す…「小笠原長武(直筆)・神敕基兆傳太占」…の語意に基づく記述で在った。然るに、此の【フトマニ・図表】(基兆傳 ⇒ モトウラツタヱ)が意図する処は…《言葉の形象化》…で在る。つまり、我が国の言葉、即ち、【元始・ヤマトコトバ】は、息と同時に体内から空中に飛び出し、自然と消える運命に在ります。此の事は、漢字言語も同じ事では在るが、然し、漢字言語は、其の言語の源を端的、且つ、簡単に表現する術を持ち合わせていないので在る。従って、我が日本国に言う【元始・ヤマトコトバ】(日本語の始まり)と、【漢字言葉】との大きな違いが出来ているので在ります。然るに、「漢字言語の単純な発達段階」(シュメルの絵文字に起因する)に於ける違いを言えば、つまり、【元始・ヤマトコトバ】に言う【ヒト】(人)の語意は、漢字言語的、単純な象形文字に求めてに言う処の【人】(音読・ニン)の意とは、全く、違う語元(カバラ的・数値)に基付いていたと言う事で在ります。此の違いは、【元始・ヤマト】建国後に於ける…我が「日本国家の歴史の流れ」…を考察すれば、直ぐに解る事で在ります。然るに、何故、我が国は、建国以来、現在に至るも、依然として「皇暦(歴)が継続されているのか?」と言う処に行き着きます。因みに、現在の皇歴と致しましては…「神武天皇即位年・前559年」~「今上天皇・平成27年」…迄に於ける神社廳(庁)暦では【皇歴2675年】(西暦2015年現在)とされています。
…然るに、【高天原】(タカマノハラ・架空)の設定とは、現在的に言えば「天と地との精神的交信」(あめなるみち・ホツマ…東征前に記載)に当たり、其の「天と地との交信」の義とは、【創世記】の【ノア・洪水伝説】に基付く契約、即ち、【ヤマト国体維持祈願・契約更新】(ヨベル書・天の規定書)に在った。
…然して、【ヤマト・国体維持】の義の遂行的文書の作成に至るには、其れなりの神話に因る動機付け、又、其の交信(天と地)の目的、及び其の方向性を決めて置く必要が在る。又、其の前提と成す文書が完成する迄には、其れ迄に、国々の統一的的支配を完了しておく必要が在り、従って、完成した文書、即ち、近年に再発見された『秀真伝』、及び、『三笠文』(逸書)と言う写本文に因りますと、先ず【序章】が在り、次の本文の構成に至っては、【クニノトコタチ・開闢神話】に始まり、其の元初神の系譜から続くとされる『日本神話』が記されている。早い話が、『現存・日本書記』の「神話~第12代・景行天皇」迄の内容では在るが、此の『秀真伝』の文中に於いては、何故、「神代の物語」、及び「ヒトの世代・物語」…の記述が必要だったのかと言う、其の謎解きに必要な秘密的な話が盛り込まれているので在ります。
…然るに、我が国最高の【カミ】(上 ← エウの意味)と崇められる【天照大神】が、伊勢の地域で名付けられた五十鈴川の付近に、【内宮】と【外宮】が建立(垂仁天皇26年)された時、【内宮】に祀られた記されている。しかして、此の神殿建立、及び、『秀真伝』文書の完成に至ってこそ、初めて、【ヤマト国体維持祈願・契約更新】の義が履行された事を物語るので在りました。
…尚、【ミヤ】と【ヤシロ】には違いがあります。厳密にに言えば、「ミヤ(宮)は、「カミ(上)を祀る場所では無い」。つまり、 【チギ】(千木)と、【カツオギ】(鰹木)を設置してこそ、初めて【ミヤ・シロ】(宮と社の合体様式)と定義付けされるので在ります。換言すれば、「チギ、鰹木が設置されていない宮は、神社では無い」と言うことで在ります。其の例に当て嵌めれば、「筥崎宮・岩清水八幡宮・上(下)賀茂神社」(下鴨神社)等の様式は、「神社様式では無い」と言う事に成ります。因みに、伊勢神宮様式に至っては、【唯一・神明様式】とも呼ばれています。然るに、「天と地との交信の義の数値化」を旨として『秀真伝』文書は創作されたのでは在るが、其の目的は…《秀真伝は日本人の聖書で在る》…と言わんが為で在りました。
…因みに、【伊勢神宮・建立年】(天鈴暦・714年)の設定方式は、【Y H V H ⇒ 370】(God)の住す基点に対し、【ヨロ ⇒ 萬】(命名)的、数値を設定した処を基点としていた。然して、【ノア】(洪水後・350年生きた)に言う数値年に合致させる為の【秘儀数値】を、更に配置する事に因って、景行天皇(在位60年)迄と成し、『秀真伝』は完成させていた。従って、此処を以て、『秀真伝』(姉妹書・『三笠文』共々)文書が…《日本人の聖書で在る》…と筆者が定義するに至った由縁で在ります。然るに、古代イスラエル建国に於ける初代王で在る処の【タビデ】を言い表す【秘儀数値】(14)が用いて「トヨウケ」の語元が成り、其の数値に絡めた数値年を以て、【伊勢神宮】の建立年も設定されている。従って、此の【ダビデ・数値年】に繋げられて成る【伊勢神宮・建立年】に至って初めて、【古代・ユダヤ教】の【命題・these】(テーゼ)をクリアしていたので在りました。
…以下【追記】(平成27年4月19日・日曜)…此のブログの標題に言う…《高天原(タカマノハラ)は何処に在るのか》…とは、【Y H V H ⇒ 370】(God)の所在的…【秘儀数値…ヨロ ⇒ 萬】(1万)…と…【神武天皇・即位1年目】(幻の西暦1年目)…との中間点、つまり、【ノアの最期数値期点…天の規定書】(1万-8575=1425?)の部分に当る数値の処に、【タカマノハラ】の所在基点が想定されていました。従って、「たかまのはらにちぎたかしりて」(祝詞)等と成す、其の、祝詞の義は、「天と地との交信の義」で在ったと言う事で在ります。
…尚、【タカマノハラ】の【ハラ】の意は、【ヲナカ・腹】の事でも在る。然して、空海(771~835)は、『秀真伝』 (ホツマツタヱ)の、此の意味を知っていたので在る。其の証拠とは、【光明真言・24記号文字】(印度の梵字ではありません)で在り、【梵字・ウン】で在る。
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此の文書は⇒ ↓《【日本人のDNA(ディーエヌエー)遺伝子】が【朝鮮人】と違う件》の続きとして書いています。
…此の続きは、後日と致します…宜しく。
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