先輩の彼氏と別れたあとは
また中学の時のような付き合い方に
逆戻りしてしまいました。
「本当に好きになった人ともうまくいかないんだ」
と自分に自信がなくなってしまい
自分の選択に後悔するようになり
心の奥底で母に言われた言葉が響くのです。
「何でアナタはいつもそうするの」
「なぜそれを選ぶのか理解ができない」
・・・そうだ。
私は正しい選択ができない子だった。
そう思うようになり、
来るもの拒まず去るもの追わずの恋愛に戻りました。
先輩と別れるとすぐにクラスの男子から告白され
付き合うことにしてみましたが、
最初はミステリアスなところが良いとか
もっと知りたくなるとか言ってた彼も
「何を考えてるかわからない」
「俺のこと本当に好き?」
と、だんだん変わっていきました。
別れ話すら面倒で自然消滅しようと思っていたら
クラスの女子に呼び出されました。
「いい加減な気持ちで付き合わないでほしい」
と。
向こうが好きって言ってきたのだから
私がどうしようと勝手なのに
なぜ他人から言われなければいけないのか。
その頃から女子も苦手になりました。
「アナタの友達は変わった子が多いわね」
「類は友を呼ぶっていうけれど…」
また母の言葉が胸の奥で響きます。
そしてクラスの女子からは嫌われハブられ
その彼にも変な噂を流されて、散々でした。
そんな中でも唯一仲良くしていた親友が
お兄ちゃんのいる大学に遊びに行かないかと誘ってくれて、大学祭に行くことになりました。
それが高校1年の終わりです。
中学生の頃から歳の離れた人とは遊び慣れていたので
ドキドキもワクワクも特にありませんでしたが、
高校生から見た大学生はとてもオトナで
素敵に思えました。
(今思えば未成年に手を出す成人男性とか気持ち悪いですけど)
親友のお兄ちゃんの友達(当時21歳)と仲良くなって
連絡先を交換して2人で遊ぶことになりました。
15歳と21歳。
何か起こるわけではありませんでしたが
ドライブデートしてカフェに連れて行ってくれて
高校生同士のデートとは違って新鮮でした。
見た目も服装もタイプだったし
話も面白くて好きになりかけていました。
ただ「付き合おう」という言葉はなく
毎日メールしたり2人で会って遊ぶ関係になり
ある日、彼の家に呼ばれました。
中学の頃の嫌な思い出が蘇りましたが
普通にお母さんや弟さんもいて、
リビングでゲームしたり漫画を読んだりして
楽しく終わりました。
もしかしたらこの人となら
平和なお付き合いができるのかもしれない
と思っていた矢先に、
「実は元カノのことが忘れられなくて
こうしていろいろな人と遊んでる」
と言われました。
その瞬間、
「やっぱり私が選んだ人は私を大切にしてくれない」
「自分は一番じゃないんだ」
という気持ちになり
その日から連絡を取るのをやめました。
自分に自信がない分、
「私の選択は違ったんだ」と思ってしまうし
「相手が自分を一番に思っている」
という確証がないと不安で仕方ないのです。
好きかもしれないという気持ちをかき消して
その大学生の存在を自分の中から消しました。