私の郷里、仙台の『どんと祭』が終わると小正月、昔は「成人の日」でした。
私の中では今でも、どんと祭で清められた若者が翌日成人式に出席するという最も理に適った清々しい流れだと信じています。
この春、成人となられた皆様おめでとうございます。
昔から月の満ち欠けに従って、新月の日と満月の日に小豆粥を食べる習慣がありました。
冬至にも食される小豆粥ですが、小豆の赤い色は生命のエネルギーを象徴する色で、邪気を祓う特別の意味を持っていました。その赤い小豆を体内に取り込むことで、厄を祓い無病息災を願ったといわれております。
小豆をいろいろな形で体内に取り込みたいと思います。
今年の干支「戌」にちなみ、厄除けの象徴である狛犬は「相対するものが融合する」という意味があることから新年が平和であるようにと願いが込められています。
紅白のそぼろ、よもぎ羊羹、粒餡の羊羹を三層に
春を感じる色と香り
小豆を半合、1合の米を水からゆっくり炊いた小豆粥
ほんのり色づく小豆色
今年一年の無病息災を願って