Gesangsbuch の訳を進めていくうちに やはり 登場せざるを得なくなったのは
聖書
ドイツ語で Biebel っていいます。
何年か前のこと。
確か 日本への里帰りから帰ってきた直後のことだったと思う。
それまで なんちゃってプロテスタントだった 主人
(洗礼だけしておいて 教会に行かない信者が 今のドイツにはうようよおります) が
「僕は 今さらながら だけど ちょっと 聖書
を最初から読もうと思う!」
こう宣言し そしてさらに!! なぜか 私に!!
「君は この国 (キリスト教を信仰する、っていう意味) の人間と結婚したんだから
聖書
を読むといいと思いますよぉ~ ホラ! 」
と 差し出された彼の両手には
日本語訳の聖書
が!!
どうやら その年は一緒に日本に行っていた主人が
日本の本屋さんで買ってきたんだと思われる、完全なる計画的犯行なのでありました。
その後 娘が2006年から幼稚園に通うようになりキリスト教と切っても切れない関係の生活が始まり
私も 知りたがり屋、 好奇心の塊
みたいな人間なので とりあえず 聖書
の中の
旧約聖書 と 新約聖書
の部分だけは さらりと目を通しました。
そのときは 聖書
に載っているものって それだけだと思ってたんだけど
ほかにもいろいろなことが載ってるということに やはり最近 気がつかされた自分。
Gesangsbuch に載っている 詩 は 聖書
の中の Psalm (詩篇) という部分から
引用されているものが少なくない。
たとえば Gesangsbuch の 賛美歌272番 (Gesangsbuch は 1番から695番までの歌が載ってます) は
Psalm 9 の 2-3 、 つまり 詩編 第9篇 2節から3節 を見てみればいいわけです。
ただ 日本語訳の聖書 は 詩編 1節から2節 と して 訳されています。
どうして こういう違いが生じたのか ・・・・・は わかりません。
1) わたしは心を尽くして 主に感謝し、
貴方のくすしき みわざを
ことごとく宣べ伝えます
2) いと高きものよ あなたによって
わたしは喜びかつ楽しみ、
あなたの名前をほめ歌います
賛美歌272番 の中では 実際は 歌詞が少しアレンジしてあるのですが ほぼ この通りです。
ドイツ語訳の聖書 の Psalm 第9篇 1節 には
聖歌隊の指揮者によって ムツラベン のしらべにあわせてうたわせた ダビデ の歌
とあります。
ムツラベン Muth-labben は 調子の名 だという説が有力ですが
なんのことなのか研究者の間でも 謎
なんだそうです。
ダビデ は その当時の イスラエルの王。
この Psalm 詩編 に載っている多くの詩は ダビデ によって書かれているそうです。
ドイツ名 ダービット 英語名になると ディビット ですね。
っていうと サッカー選手のベッカム は 偉大な王様の名前をもらっているってことなのね~ ![]()
さて ♪
Psalm って いったい何語? もともとは 何語を使って書かれていたの?
主人 「 ヘブライ語 ですよ。 当時の イスラエル は ヘブライ語 を使っていましたからね」
とうとう ヘブライ語 なんていう言葉まででてきちゃったよぉ~
ということで それでも謎に包まれている部分はあるにしろ
Psalm から 引用されているもの は 比較的 背景が把握しやすかったりするのでした。