こんにちは



昨日は午前中が休みでしたので
気になっていた玄関の壁を
お掃除して



名古屋から持ってきていた
掛け軸を掛けました



風鎮が無くて今まで
飾ることが出来なかったのですが
ようやく届いたのです



庭掃除などの際は
ラジオを聴くのですが


昨日は、ラジオから流れてくるお話しが
戦争のことばかり




あれ?
何だったかな



黙祷が始まり
広島の原爆投下の日だったことを
知りました



この掛け軸は
比叡山の横川に納める為に
仕立てて貰ったのですが



なんやらかんやらで
何故か(笑)
島に持ってきてしまいました
<(*´Д`*)<💦




比叡山に持って行くというとこで
軸の仕立ても
国宝の修繕等を行っておられる
先生に仕立てていただき



お寺さんで飾るような
様式になっているので


かなり大きいのです


絵の部分だけでも95センチほど
掛け軸本体の長さは
私の身長を超える
185センチほど



金泥も使っていますが
模様は純金で描いています





比叡山に納める予定でしたので

掛け軸の箱も特注です


桐箱なのですが

釘が使われておらず

日本の職人の匠の技の

美しさに惚れ惚れしました




玄関に掛けましたが

掛け軸の方が背が高くて




人間側は掛け軸の白衣観音を
見上げるような感じになるのですが
白衣観音の目線は斜め下なのにも関わらず
全く、どの角度からも
視線が合いません(笑)
 


どの角度からも視線が合う
龍の天井画の迫力は
凄まじいものですが




自分で描いておきながら
絶対に目線が合わないのも
不思議な感じです
( ̄▽ ̄;)






伏し目で描くのが

セオリーとはいえ



そういえばガッチリ目が合う

仏画ってあまり無いなぁ…と

記憶をぐるぐる探る






外は太陽が眩しく輝いているのに






玄関扉から差し込む光の調べが

切なさを帯びて

白衣観音の眼差しの先が何か?

分かったような気がしました




これは華厳でなく

散華なのだなぁと

ぼんやり思いました




儚い




実家には小さめの掛け軸を

2本仕立てて母親に贈ったのですが




毎日とは言わないけれど

結構こまめに写真を撮っているそうな




なんでそんなに写真を撮るのか?

たずねてみると




『だって、動いてもどこが動いたか分からないじゃない』



『写真撮っておけば比較出来るでしよ』




と、言われてしまい

呆然としました

( ´_>` )ハッハッハッ



『絶対に動くわよ!これ』



と、期待しまくっている母親の

楽しみの為だけに



実家の竜頭観音には

動いて貰いたいものです(笑)





納めるつもりだった掛け軸を

持ってきちゃった経緯は

ホラーなので



ホラーって程でもないか(笑)

夏の夜話でつらつら

今度書いておきます




読んで下さいまして

ありがとうございます