今朝も仕事から帰り部屋に入って一番最初に目についたのはテーブルの上の散らかった有様。
Dの仕業だ!
空き缶、タバコの空箱、蓋の空いた香水、終いには昨日脱いだであろう靴下までありやがる。
クッソ!クッソ!クソーーーーー!Dめ!
昨日、私が仕事に行く前は、きっちりテレビのリモコンまで揃えておいたのに。
おめぇ!死にてぇのか!と心の中で思った。
というか、言った。
というか、パンチした。
いつも通り、寝ているDのふくらはぎ目掛けてパンチした。
「キャッ!ビックリした~><」
Dは、予想通り、ただでさえデカい目ん玉を更に大きく見開き、ウルウルした瞳で私のほうを見
た。
なんだ!この有様は!と私が言う。
Dは、これまた予想通り「ごめんなさ~い>< ごめんなさ~い><」と平謝り。
これが私とDの朝の挨拶だ。
Dは、私の視線を気にしながら、そそくさとテーブルの上を片付けると、洗面所に行き、鼻歌ま
じりでヒゲを剃り始めた。
まったく現金なヤツめ!
身支度を終えたDは「今日は、仕事が終わったら、スガピーとデートしてきま~す♪」と、小躍
りしながら家を出ていった。
浮かれやがって・・・。
Dには、スガピーという名の彼氏がいる。
洗面所でヒゲを剃っていたDは・・・男。
そう。Dはゲイなのだ。
訳あって、私と暮らしている。