加藤“spider”エリー -2ページ目

加藤“spider”エリー

エリーのすべて

今朝も仕事から帰り部屋に入って一番最初に目についたのはテーブルの上の散らかった有様。

Dの仕業だ!

空き缶、タバコの空箱、蓋の空いた香水、終いには昨日脱いだであろう靴下までありやがる。

クッソ!クッソ!クソーーーーー!Dめ!

昨日、私が仕事に行く前は、きっちりテレビのリモコンまで揃えておいたのに。

おめぇ!死にてぇのか!と心の中で思った。

というか、言った。

というか、パンチした。

いつも通り、寝ているDのふくらはぎ目掛けてパンチした。

「キャッ!ビックリした~><」

Dは、予想通り、ただでさえデカい目ん玉を更に大きく見開き、ウルウルした瞳で私のほうを見

た。

なんだ!この有様は!と私が言う。

Dは、これまた予想通り「ごめんなさ~い>< ごめんなさ~い><」と平謝り。

これが私とDの朝の挨拶だ。

Dは、私の視線を気にしながら、そそくさとテーブルの上を片付けると、洗面所に行き、鼻歌ま

じりでヒゲを剃り始めた。

まったく現金なヤツめ!

身支度を終えたDは「今日は、仕事が終わったら、スガピーとデートしてきま~す♪」と、小躍

りしながら家を出ていった。

浮かれやがって・・・。

Dには、スガピーという名の彼氏がいる。

洗面所でヒゲを剃っていたDは・・・男。


そう。Dはゲイなのだ。

訳あって、私と暮らしている。