降りしきる雨の中
ただ凍える手を吐息で暖めながら思う
前はこんなふうに社会の歯車に挟まって
ただただ無気力に 生きる為に毎日を過ごしている
こんな未来を望んではいなかった
けどそんな未来を今現在歩んでいる
自販機で買った缶コーヒー 一気に飲み干し身体を暖める
貴女は今も何処かで誰かと腕を組んでいるのだろうか
恋に生きる貴女を応援したい半面 その相手に嫉妬している自分も居る
なんて―――無様
自己嫌悪に陥りながら また一歩一歩歩む
できるならば ひとかけらの幸せと夢がその先にあるのだと信じながら 今日も、また
