ロックが好き。K-pop命。Hip-hop最高ー!
どうしてジャンルにこだわるんだろう。。。
私はおおむね洋楽ロックが好きだが、日本のアーティストの曲を聴かないわけでは無し、クラシックも聞くし、アイリッシュもレゲも聞く。イギリス産のいわゆるハードロックで音楽に目覚めた私は、もともと父の聞くマントヴァーニに育てられたので、ヨーロッパの音楽にはとりわけ反応しがちであるということはわかっていますが、さりとて、特別なジャンルに傾注したことはない。
ただ、歌詞だけが売りの音楽は苦手だということははっきりしているし、結局同じことしか言っていないJ-popはよほどの音楽効果が無い限り聞く気がしないのは確かです。ドラムの上手な人も日本には少ないですしね。
音楽というのは、所詮、その人に根付いたものであると思う。
だから演歌がいつまでも売れるのだと思う。それが日本人なのだと思う。
でも、私のようにムードミュージックからロックに入るとちょっと違ってくる。
私が小学生のころから聴いた音楽にはヴォーカルが無く、すべて楽器の音だけで構成されているものが多い。
当然、私も楽器を使いこなすようになりたいと、ベース(コントラバス、ユーフォニュームなど)を経て、メロディーに興味を持ちトランペットなどに興味を持った挙句、エレキベースに至り、最後はドラムスに行き着いた。
楽器は操作が難しいし、それを練習する場所が必要なので、日本ではほとんど技術を習得できない。
事実、私がドラムに傾注したころ、何度近所のおばさんに怒鳴り込まれたことか・・
個人の趣味というものは良くも悪くも周りの環境が決める。
その点、音楽に対して寛容な国はさまざまな天才的なミュージシャンを育てる。
今でも日本で活躍している日本人アーティストが海外での活動経験があるということも、その証明のひとつだ。
と、いうことで、今晩の最後のお話は、Keith Emersonです。
彼はもともとクラシック畑でピアノを学び、若いころロックに目覚め、友達と「Emerson Lake And Palmer」というロックバンドを作った。ヨーロッパではクラシックミュージシャンがロックをやることにさえ世間的に何の抵抗も無いため、たちまち彼らは大スターに登りつめる。
そして、ある日。
三人は自分たちの音楽性を確かめたくなった。人気に浮かれていたころ、自分たちの音楽性を昇華させようと考えた。
二枚組みのアルバムを製作することを思い立つ。
今ではCDなのでピンとこないだろうが、当時はビニールのLPレコード。
二枚組みにしたのは、三人が、おのおの片面を勝手に制作。残りの一面をバンドとして録音するという、計4面、都合二枚組みのアルバムだ。
その名も「Works」。翻訳すると、「作品」。
ドラムのCarl Palmerは、男らしく、ドラムをフューチャーした彼らしい熱い曲の数々。
ヴォーカルのGreg Lakeは、ロマンチストむき出しのラブソングを熱唱!
そして、キーボードのKeith Emersonは、、、、
昔からの夢であった、ピアノ交響曲の作曲に取り掛かる。
そして、出来上がる。18分30秒にものぼる「Piano Concerto No.1/Emerson Lake And Palmer」
後にも先にも彼がピアノ交響曲を作曲したのはこれが最初で最後である。
この曲は誰がどう聴いても、そして、題名からしても間違いなくクラシックである。
しかし、ロックバンドのキーボーディストが作曲したことには間違いなく、いまだにiTunesで「クラシック」ジャンルで検索しても出てこない。
やさしく、そして激しい、彼の才能が存分に生かされたこのピアノ交響曲は「Rock」ジャンルでしか検索できないのだ。