久しぶりに劇場で映画を鑑賞してきた。
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
現代の女子高生が1945年にタイムスリップして、太平洋戦争末期の特攻隊員との出会いと心の葛藤を描いたファンタジーだ。
原作は「汐見夏衛(しおみなつえ)」。
実は映画を観る前に原作の小説を読もうと図書館に予約を入れたが、人気作品らしく8人待ちだった。
特攻隊に関する話はこれまでに戦史本や小説を読み、映画やNHKの番組、そして茨城の予科練平和記念館で、その悲しい史実を見聞きしていた。
久しぶりの特攻隊を描いた作品であり、且つ、人気小説の映画化ということもあって観てみたくなった。
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結局、図書館で本を借りる前に劇場公開されたので先に映画を観ることになった。
映画を観た感想は…
歳を重ねたせいだろうか、
悲しい史実をある程度知っているからなのか、
さほど涙腺も緩まず、大きな感動も涌き出ることはなかった。
詳しいことは書けないが、特攻隊を描いた映画としては”初心者向け”の映画と感じた。
あくまで個人的な感想なので参考程度と受け止めてほしい。
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そして後日、図書館から原作の小説を借りることができた。
小説を手にして表紙のイラストに違和感を覚えた。
この少女は高校生には見えない。
既に映画を観てしまったので、「読まなくてもいいかな」とも思ったが、とりあえず通勤時間のヒマ潰し程度に読み始めた。
水ぬれあとあり?
原作を読んだ感想は、
どうしようもないくらい心を動かされた。
そもそも
主人公が高校生ではなく原作では中学生であることで物語は全く違うモノになった。
”怒涛のラスト”は電車内でボロボロと涙を流して恥ずかしいくらいに泣いた。
白髪混じりのオジサンが電車内で本を読みながら泣いてる…。
恐ろしいやろ💦
(マスクをしていたので気付かれてないと思うが…)
おそらく裏表紙の”水ぬれあと”は涙の痕跡であったにちがいない…💦
ヨダレの痕跡ではないことを祈る
(コラコラ…💦)
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もし”映画だけを観た”という人は、絶対に原作本を読むべきだ。
そしてこの
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
には”続きの物語”があるということも追記しておく。
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「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」は原作を読むべし
おわり