ナイト放流…。
そーねぇ。
みんなもそうだと思うけど、
私も幼い頃はよく寝ている時にナイト放流したものだ。
(それはナイト放流ではなく”ナイト放尿”です…💦)
失礼…💦
9月上旬に県内のイルミネーションスポットを探していたらたまたま「宮ケ瀬ダムナイト放流」の観覧募集を見つけ、とりあえず応募した。
開催日は10月28日(土)。
募集人数は1,200人。
応募ということは、つまりは抽選で当たらないと観覧できないイベントである。
宮ケ瀬(みやがせ)ダムと言えば神奈川県を代表するダムである。
堤高は156.0mで県内ではもちろん1位、日本国内でも6位という、かなり大規模なダムである。
そして幸運なことに10月上旬に”当選”の連絡があった。
イベントは午後5時~午後8時まで。
ダムの放流は午後7時と午後7時45分の2回で各6分間放流される。
とりあえず放流時刻に間に合うように4時半ごろに車で自宅を出発。
大気が不安定で宮ケ瀬方面に進むにつれ若干雲行きが怪しかったが、雨はまだ降っていなかった。
圏央道を利用し午後6時前くらいに指定の「県立あいかわ公園北駐車場」に到着した。
駐車場の受付で当選メールを提示し参加料(1000円/人)を納め、記念品とサイリウム(折ると発光するヤツ)のブレスレットを受けとる。
駐車場からダム麓の会場付近までは無料のリムジンバスで移動する。
移動中にバスの窓ガラスにぽつりぽつりと雨粒が落ちてきた。
5分ほどで会場に到着。
バスを降りてイベント会場まで歩いていると雨足が強くなり、会場に到着するやいなやゲリラ的な大粒の雨がバチバチと地面を叩いた。
観覧客の半数以上は雨具を持っておらず、とにかく雨をしのげる場所を探し回っていた。
幸いにして心配性の私は二本の折り畳み傘をカバンに忍ばせていたので、二人とも足元が濡れる程度で難を逃れた。
ちなみに私は出勤時も、どんなに晴れていようが、降水確率ゼロ%だろうが、折り畳み傘を必ず持ち歩く変人だ。
さて、メインの放流までまだまだ時間があったので我々も雨宿りしようとダムのエレベータ通路へ一旦避難した。
と、ここで予めスマフォにダウンロードしてあったイベントのパンフレットを見ていて私はあることに気づいた。
通常は夜は運行していないエレベータがイベントの時間中のみ特別に運行していたのだ。
ダムの上に何があるのか不明だが、とりあえずエレベータでダムの上部に移動した。
ダムの上部へ着くと雨は小康状態だが小雨程度に降っていた。
ダムの上から麓を見下ろす。
相変わらず胸がドキドキする。
やはり高い所は苦手だ。
いや、正確に言うと高い所から下を見下ろすのが苦手なのだ。
相変わらず雨は止まず、ダム上部では何もすることがないので「水とエネルギー館」で雨宿りした。
屋内はやはり”避難民”がたくさんいた。
腹がすいてきたので持参したおにぎり🍙で小腹を満たした。
ナイト放流の時間はまだだが私のアレが放流したがっていたのでトイレで一足先に事前放流した
残念ながらこの”事前放流”の映像は無い。
(あたりまえだよ…💦)
事前放流の後は下界へ戻る。
下界への移動はインクライン(ケーブルカー)を利用しようと山頂乗り場へ向かった。
通常営業時は片道おとな300円(こども200円)が必要だが、なんと今回のイベント時間帯は無料で乗り放題なのだ。
ワクワクして乗り込んだが外は真っ暗で車窓からは何も見えなかった😵
5分ほどで麓に到着。
雨はほぼ止んでいた。
イベント会場では地元のバンドによる生演奏もありステージ前に人が集まっていた。
ダム下の発電施設の見学も無料で出来るので行ってみた。
つづら折りの階段を地下5階くらいまで膝をパキパキ鳴らしながら下りていくと広い空間が現れた。
発電機が埋設されておりその上部が露出していた。
帰りも階段かと思いきやエレベータで地上に戻ることができた。
発電施設見学の記念品
ダムエレキくんのミニタオルハンカチ
ダム直下にある橋の上がナイト放流のベストポイントらしく人だかりができていたので、我々も群衆に加わった。
午後7時。
いよいよ放尿だ。
(ダムの上から一斉に…ってコラコラ💦)
ちがう…💦
いよいよ放流だ!
二つの放出口から大量の水が流れ落ち、「ゴーーーッ」と地鳴りのような低音を轟かせる。
赤、青、紫、ピンク、鮮やかな照明で照らされ、なかなか美しい。
[チョットだけよ動画]
二回目のナイト放流は撮影場所を変えて臨んだ。
[チョットだけよ動画]
ナイト放流が終わると数分後には打ち上げ花火が上がった。
[チョットだけよ動画]
イベントが終了する頃には雲もすっかりどこかへ行ってしまい、帰りのリムジンバスに向かう我々を明るい月が見送ってくれた。
駐車場の出入り口で渋滞を覚悟していたが、ほとんど待つことなく駐車場を後にした。
町のローカルイベントだったが、リムジンバスやインクラインなど待ち時間も無かったし、観覧者数を1200人に制限したおかげで放流も花火も人混みに押されることなくゆっくり見ることができた。
とても有意義な時間を過ごさせてもらった。
[観覧記念品]
ダムカードセットと愛川町観光キャラクターの”あいちゃん”シールセット
”あいちゃん”のクリアファイル
このようなイベントを企画してくれた愛川町の関係者の方々に感謝したい。
おわり