お腹がすいて倒れそう。

入院して丸二日、口からの食事はしてはならない。
水も飲んではならない。
胃に食べ物を入れたら再度発作を起こす可能性があると言うのだ。

24時間点滴のみで生かされている感じ。
(たまにトイレに行ったついでに”うがい”はしている)

病室は9階にあり眺めはとても良い。
4人部屋の窓際のベッドに入れたので毎日空を眺めながら暮らしている。



ただ、いかんせん何もすることがなく暇をもて余している。

やはりコロナの影響で面会は不可となっており、だれも見舞いに来ることはない。

図書館で借りた本を読み、スマフォで音楽を聴いたり、ちょっとテレビを見たり。

ちなみに病室のテレビは有料。
ホールにあるテレビカード自販機でカードを購入してベッド脇の機械に挿入するとテレビが見れる仕組みだ。

つまりはビジネスホテルのエロスチャンネルの方式と同じである。

ただ、テレフォンカードと同じような感じで、度数カウンターがついており、数分ごとにカウントダウンしていくので、貧乏性の私には度数カウンターが減るのが気になって番組の内容が入ってこない。

入院生活で必要な物は家族に持ってきてもらうのだがその時も面会不可で看護師が仲介して病室に届けるシステムだ。

昨日もワイフ~に備品を届けてもらったが、もちろん会話はできない。
看護師にお願いして顔が見えるところまで近づき、顔を見ながら「ありがとう」と「労(ねぎら)い」と「ごめんね」を込めて三回手を振ってバイバイする。😢

私はそれほど重症ではないと思うが、重篤な方の場合は「もう会えないかも…」とお互いに不安で仕方ないだろうなと、考えてしまう。


そろそろお昼ごはんの時間だ。

隣のベッドの食事する音(咀嚼音含む)を聞きながら、何を食べているのか妄想するネコさんぽであった。


ここで一句

妄想で
    脳はまんぷく
        ネコさんぽ


以上