90代のお母様のところへ訪問してきたケアマネを玄関口で刺して、自らも…という息子。

以前、弔問に訪れた亡くなった母親の訪問診療担当医に猟銃をぶっ放した息子がいたけれど、同じような感じなんだろうか???

今回、要介護の母親は存命だ。ケアしてくれるはずのケアマネと息子が同時にいなくなって要介護のお母さんはどうなるんだろう?


こういう事件がある度に思う。

医療や介護の仕事には「お金の理屈」ではなく「使命感」や「やりがい」に動かされて身を粉にして働いている人が多い。

なんならそういう人で、医療や介護の制度は保たれているのかもしれない。

そういうことが想像できないで、ちっとも良くならないのは、(医療や介護の担当者せいではなく、彼らだって困っているのだろうのに)「おまえのせいだ💢」と逆恨みする家族がいるのは…仕方ないのだろうか。


それでも医師や看護師、ヘルパーは何故訪問して来るのか理解されやすい。

薬剤師になると「配達屋」だと思われて、副作用のチェックでもしようものなら、途端に警戒モードになり、最悪追い返されることも…

少なからず、「胡散臭いヤツ」認定されることが珍しくない。

薬というわかりやすい現物があって、その現物の必要性はわかっていても、医療者が提供しようとしているコンロールの必要性までは理解が得られているとは言いがたい。

その上、面倒な手続きを我慢して、「こうして欲しい」と言うのを飲み込んでやってもらってるのに…状況が好転しなければ恨まれるのも仕方ない、のかもしれない。

今の制度では、介護のコーディネートはケアマネに一任されている。

訪問診療も訪問看護も訪問リハビリも訪問介護(ヘルパーの援助)もデイケアもデイサービスもショートステイもレスパイト入院も…ケアマネの介入がなければ自力で設定するなんて無理なのだ。

逆に言えば、ケアマネの手腕次第で在宅ケアの質が左右される。

しかし、その手腕を正しく理解され正当に感謝されてるかというと甚だ心許ない。

むしろ、そこまでは業務範囲ではない、はずの受信同行や治療のための入院手続き、マイナンバーの登録更新、医療保険資格認定書の送付確認まで「ホントは業務外だけど…せなしゃあないので」やってるらしい。


それでも、アイツが悪い💢と刃傷沙汰に及ぶなんて悲劇が起こるのだから、言葉がない…

もう四半世紀以上経過したのだ。

義務教育で社会保険制度とそれを担ってくれる職業のことを教えて頂きたいと思う。