しまった><
13日分も12日中にアップしちゃった><
ミステリーの感想文は基本的にストーリーはあは差内容にします。
今その本を読もうと購入した人や読んでいる人がいると困るので・・・
でも感想分みれば同じかしら。
償い 矢口敦子 (C) 08年読
書いてなかったんだけど、今は08年に読んだ本の感想を書いてる最中です。^^:
来月には09年度に入る予定です・・・・全部書いちゃったらまた読まなければ^^:
殆どがミステリーなので許してください。
さてこの作品についてですが、女性らしい細やかな描写や配慮のある作品です。
ただ男性の描写については??な場面もありました。致し方ないと思います。
主人公(男性)についても事件の事を調べる時や、普段の暇つぶしに簡単に公営の
図書館に出入りしているのは違和感を感じます。なにで、主人公は作中では失業中で
しかもホームレスなのに・・・。風呂にも満足に入っていない人間が簡単に入れるほど
公営の図書館は甘くないとおもうのであるが・・・せめてネットカフェにして欲しいよ思いました。
(ネットカフェ難民の方がリアリティがあったかもです)
主人公はホームレスなので何故か前職のモチベーションを持ち合わせていてバイタリティ
に動いている。これもリアリティに欠けているような・・・・ホームレスの人はそんなにバリバリと
行動しているとは思えないのですが。やはり設定がイマイチかな。また昔の恋人(奥さんの前に
付き合っていたらしい)との出会いもラストのシーンへの引き金になった感じはするが、なにも
昔の恋人でなくてもいいのではないか。ストーリーの中をさっと駆け抜けるシーンにするのでは
無く、昔の恋人をもキーマンの一人に設定していくのも良いのでは無かったのかと感じてしまいます。
また事件に遭遇した人間が全て一人の少年というのも少し偶然すぎて、もったいない。
しかも最後は自白というのも残念です。
でも全体的なまとまりもある作品でした。
タイトルのい右側のあるアルファベットは独断と偏見による評価です。Aが一番で最下位はEです。
あくまでも独断と偏見ですのでよろしくお願いします。
リアル鬼ごっこ 作 山田悠介 (C)
日本人らしい、規則性と習慣性に基ずく作品だなあと感じました。
展開の中にもルールを守る、規則正しいそして規則に縛られている、おとなしい、無関心なところもある、
など、日本人らしさがにじみ出ている作品だ。
そういう面では現代日本の側面を描いている作品のようだ。ただ、それが作者の意図なのか意識して
いなかったのかは不明である。(日没<だったかな>から鬼ごっこが始まるなんてのも、サラリーマン
社会そのもの様な感じです。)
気になるのは、佐藤さん達の抵抗が無いこと。いくら絶対的な権力者の命令とはいってもストーリー
の中で少しは抵抗があってもと思う。自分の命がかかった鬼ごっこなのに逃げるだけのストーリーでは
リアリティに欠けるような気がして本の中に入れなかった。
それと主人公の必死さが良く伝わらなかった。日本全国の佐藤さん達の動きも描かれていないのも
この作品を少し薄いものにしているように思う。途中からエンディングが何となく見えてしまうのも残念
に感じてしまいます。
権力者、その弟、そこに介在する勢力、佐藤さん達の抵抗、それを伏線としていけば、もっとスケール
の大きい作品になったのにと思う。
これは結局TVゲーム風小説と言えるかなと思った一冊でした。