スース最終日。

チュニスへは列車で行こうと思っていたので

SNCFTのサイトで時刻を調べてみると

朝の7：30か昼の13：40。

乗るならこのどちらか。

夕方もあるけど着くのが夜になるから却下。

考えていたのは

（１）ホテルに荷物を預け、スースの近場を周る

（２）早朝の列車でチュニスへ行き、何処かの街に行って来る

（３）ゆっくりチェックアウトして昼の列車でチュニスに戻る

前日まで考え、もうこれにした。

（３）ゆっくりチェックアウト

チュニスに戻るのは夕方になるけど

冬のヴァカンス。

もう、のんびりしようよ。

ってことで部屋から海を眺めながら

午前中は、のんびりして過ごした。

昼の12時までは部屋に居れるのだけど

ルームサービスのおばちゃまがノックして

「今日発つんでしょ？」

とか聞いてくるし

2回目は、「あら、まだ...なのね...」

的な感じだったので(苦笑）

もういいかな...

とチェックアウトして駅に向かった。

スースの鉄道駅。

窓口でチュニス行のキップを購入。

12時前に着いてしまったから

時間は有り余っている。

待合室で時間をつぶし...

売店で水を買い...

ついでに目に入ったパンを包んでもらい...

ついでにカフェもお願いした。

でも、カフェはお世辞にも美味しいとは言えず....

残念。

パンもピッツァって言ってたから

ピッツァぽい味ではあったけど...

ん....。

まぁ、そんな感じ。(笑）

待合室の壁の上には

スース駅とここから走る鉄道と

他の駅や街の様子が描かれていて

しばらくこれを眺めて過ごす。

そう。

まだ列車の時間まで1時間ある。

トイレはホームの先にあるみたいなので

待合室からホームに出てトイレに行った。

スース駅のホーム。

ベンチが可愛らしい色。

スース駅のホームはいい感じ。

暖かいし、木陰で待っている人も何人かいる。

トイレに入るとチップ係りがいなくて

あら珍しい。

ここはいないのね...。

なんて思ったら

後ろから女性がすっ飛んで来た。

だよね。（笑）

トイレから出て、また待合室に戻ろうとしたら...

ガラス扉に鍵がかけられてしまった。

待合室に入れないんだけど....

どーゆーこと？

そばにいた駅の人が

何か言ってる。

けどわからない。

鍵は開けてくれないのは、分かった。

ベンチの方を指差してるから

そこで待ってろってことらしい。

まぁ、いいわ。

外も気持ち良いから

大人しく外で待つことにした。

日向は暑いぐらいだけど木陰だとちょうど良い。

ここで待っている人がいるのも分かる。

でも...

本来は時間までホームに入れないの？

でもトイレはこっちにあるし

ホームで待っている人もいるし…

何だろう…

この中途半端な感じ。

よく分かんない。（笑）

しばらくして...

人がホームにぞろぞろ入って来た。

そろそろ列車が来るみたい。

遅れることもなく列車が到着。

無事、乗り込んだ。

ほっ。

私の隣の席には

発車間際に乗り込んで来た女性が座った。

そしたら聞こえて来たんだ

日本語が！

えっ？

ってお隣を見ると、日本人女性。

思わず、日本の方？と、話しかけていた。

通路を挟んで座ったのがお連れの方。

バックパックスタイルで

お二人でチュニジアを旅行しているそうだ。

チュニスに戻り、翌日はバルドー博物館と

カルタゴ遺跡を周るとか。

で、このお若い女性とは初対面なのに

妙に話しが弾んでしまい

ずっとチュニスに着くまで

しゃべりっぱなしだった。

イタリアで、よくまぁ...初対面なのに

あれだけ話せるものだと感心したけど

まさにアレ状態。

偶然、同郷だと判明し

お互い通った中学と高校を名乗り

他にも話しが通じる点が多々あったりで

話しが弾みに弾んだ。

チュニスまでの2時間

あっという間だった。

よい旅を！

チュニスに着いたら、さようなら。

お二人と別れ

チュニス駅の雑踏を通り抜け

予約したホテルへ向かった。

私のチュニジアの旅も

いよいよ終わりに近づいてきた。

＜つづく＞

スース駅から