こんにちは!

このコーナーでは、ガッツリ書くには申し訳ない神ゲーやガッツリ書く気が起きない糞ゲーを紹介します。詳しくは#1参照

と言いつつ今作品も例外です。先日発売されたばかりで、未プレイ兄貴が多そうなので、このコーナーにしました。(ここまでテンプレ)

 

皆様お久しぶりです。最近論文執筆でなかなかブログ書けなくて申し訳ない・・・

というのは建前でサクレットとかアインシュタインやってたら書くの忘れてました(笑)

まあ筆者のことなんて興味ないでしょうし、さっそく本編。

 

第四回は『白昼夢の青写真 』です!!

 

 

白昼夢の青写真           ラプラシアン

 

全体:89点

シナリオ:S  キャラ:A  曲:S  BGM:A  ボリューム:S  (C~S)

 

今まで微妙な作品ばかりだったラプラシアンが遂に大化けしましたね。追っててよかった。

いつか化けると思ってたんですよ(後方腕組おじさん)。

でも、急に良ゲー作るのびっくりするからやめてもらっていいっすか?うっかり涙腺危なかったですよ。

ちなみに90点のラインは明確にあって、筆者が大笑いやマジ泣きするかどうかです。

つまり、今作はギリ耐えました。はい、僕の勝ち(^^)v

……。さて、それでは一つずつポイントを見ていきましょう!

 

 

 

 

まず今作の特徴から。今作品はなんと、ヒロイン一人だけです!!

夢の中でCASE-1~3の物語を消化し、最後メイン√ (CASE-0)に収束という流れ。

CASE-1~3の舞台は過去作に則っており、現在・過去・未来となっています。狙ったのかは知らないけど、美しいですね……。

攻略順はお好きにどうぞ。筆者はCASE2→1→3→0でやりました。

 

万人に受けそうなCASE-2→常に鬱屈とした雰囲気で玄人好みのCASE-1→神√のCASE-3。

この登場順はもしかして計算されているんですかね?過去現在未来で並べたら偶々いい順になった説を筆者は推します(笑)。

と思いきや、これランダムらしいですね。気づかなかったわ(笑)。

 

 

 

 

今作品はなぜ面白くなったか、それはズバ通常のエロゲの枠に囚われなかったことでしょう。

作品内には様々な工夫が存在します。ヒロインを一人にしたことはもちろん、立ち絵の口を動かしたこと、インターフェースや背景そしてOP・EDすら各√ごとに変えていること、などなど。

その全てが、とは言いませんが、ほとんどがプラスに働いているのは大したものです。

本筋以外がおざなりだった過去三作品を考えると、そもそも本筋しかない本作品は欠点をうまく「裏技」で対処した形です。

 

 

 

 

今作品の長所はいっぱいありますけど、1つ挙げるとするならばリアリティに溢れている点です。

筆者の印象にかなり残っているのが、CASE-1で自殺に追い込まれていくシーンです。自殺した人なんて見たことないですけど、もし自殺しようとする人がいるのならこんなことを心の中で考えているに違いありません……と思わせるだけの説得力がありましたね。非常に心理描写が丁寧で現実味がありました。

 

もう一点リアリティに触れるなら、SFいわゆるエセ科学についてです。パラ糖とか本題の病気とかほぼ矛盾なく書ききったのはお見事です。筆者も一応医薬系の人なんですけど、特にツッコミ所は無かったように思います。

脳科学から遺伝子変異まで、広く浅くではあるもののよく調べられています。絶対ライター頭いい人ですよ。

立ち絵の口を動かしたのも、裏でリアリティを一つのテーマにしていたからなのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

一応短所にも言及しておきましょう。

まず、おっさんの口の動きがきもくて、話に集中しづらいこと。女の子はしっくりくるんだけど、おっさんはキツかった。なんならホラー味まで感じました。

次に、CASE-0がアホ長いこと。話が面白かったので筆者はあまり気になりませんでしたが、テンポが悪いと思う人もいるかもです。

まあ、このくらいでしょうか。良くも悪くも型にはまっていないので、好きな人はとことん好きだし、苦手な人はとことん苦手な可能性はありますね。

ただ、プレイ中に「ん?」と思ったことは大体解決されていたので、とりあえず最後まで投げずにプレイすることをおすすめします。

 

 

 

 

総括

 

非常に面白かった。特にCASE-3と0がお気に入りです。

ボリュームも大満足。そこそこ時間かけてからのCASE-0の長さに震えてどうぞ?

システムはいまひとつ。しかし、シナリオが非常に良く、他の欠点を補って余りあります。

OPはどれもいい曲です。CASE-0のOPとか鳥肌もんやで。

インタビューで、「プレイヤーのためではなく、自分たちのためのゲームだ」みたいなこと言ってましたけど、このクオリティで作れるならずっと自分たちのために作ってくれ(笑)。

はい、以上! 総括のくせに全然まとまってないんですが……まあええか。

 

次はサクレットの振り返り感想を書きたいですね。時間があればねえ。

論文執筆の息抜きにブログ執筆とはこれいかに。文章が固めなのも絶対引っ張られてますね、これは。