こんにちはー!

二年ぶりの投稿です。(笑)就活してたので、かなり久しぶりになりました。

まあ、筆者の話とか聞きたくないでしょうし早速本題行きましょう!!

 

本ブログはネタバレありですので、未プレイの方はブラウザバック推奨です。詳しくは#1参照

 

本ブログ第二作目は『DRACU-RIOT!!!』です。この作品にした理由は最近やったからです。お前の理由そればっかだな。

 

DRACU-RIOT!!!  ゆずソフト

全体:82点

シナリオ:B キャラ:A 曲:S BGM:S ボリューム:B (C~S)

 

キャラゲーにしては面白い!めっちゃ面白いとは言わない。

筆者はねえ、元々キャラゲー好きじゃないんですよ。シナリオ第一主義なのであまりゆずソフトと相性良くないですね。

その中でもこの作品をプレイしたのは、「ゆずの中ではシナリオが良い」と聞いたから。そういったバックグラウンドも加味すれば中々侮れないゲームですよ。

つつけばいくらでもボロが出てくるでしょう。しかし、ストーリーの都合上常に事件を追うことになるので、少々シナリオがあれでも飽きずに遊べます。

しかもさすがはゆずソフトということで、キャラの可愛さの引き立て方は秀逸の一言です。あと、キャラゲーのくせに外れシナリオ√が一つしかないという奇跡の作品。(基準を高くすればほとんど外れ……とは言わない。)

 

攻略順は一応、美羽と梓を後に残すといいかも。でも、ゆずは各√を読むことで一つずつ物語の全容がわかるようになっています。そのため、どこからやってもそれなりにネタは明かされるし、むしろそこを楽しむのが正しい遊び方かと。

 

 

 

アバンタイトル

海上都市という治外法権みたいな場所に旅行に来た、主人公の佑斗と相方の倉本。とりま風俗!ということで初対面の美羽に道案内をしてもらうことになります。(事案)

そこで、主人公が事件に巻き込まれ吸血鬼になってしまうのでした。そう、海上都市とは吸血鬼と人間が共存する島だったのです。ぼ、ぼくこれからどうなっちゃうのぉ~~~!!!(こんなセリフはありません)

 

 

 

うん、可愛い。ほかに説明いる?可愛いよ??

はい。この美羽ちゃんはH関連をいじりたいSっ娘だけど、ウブなので顔を真っ赤にしてしまうという可愛い娘なのです。可愛いしか言ってねえな。まあいいか。

隣は倉本君。アバンでほぼ退場します。可哀そう。この髪型絶対目に入って痛いと思うんですけど。可哀そう。可哀そうしか言ってねえな。まあいいか。

あ、オープニングはムービーも含めて最高レベルの仕上がりです。プレイしなくてもこの曲は聴いてくれ。

 

 

 

共通√

吸血鬼になったせいで島での暮らしを余儀なくされた佑斗。家については、美少女動物園皆と同じ寮に入ることに。その代わり風紀班という警察みたいな所で、美羽、梓と巷に出回っている違法薬物を追うことになります。

その中で主人公は吸血鬼を食らうとされるライカンスロープなのではないかと疑われつつも、吸血鬼用の薬「L」の事件を解決したところで個別√に入ります。

新人の主人公の意見が即採用され、ドンピシャではまり、犯人確保までこなす。優秀やなあ……

 

 

 

可も不可もないパートでした。たいして面白いシナリオではないが、苦痛に感じるレベルではない。むしろ苦痛を感じず、かわいいヒロインズと戯れることができるので、他のゆず作品とは一線を画していると言えるでしょう。

気になったところは、担当医の扇先生のガチホモネタが、本当にしつこいです。たいして面白くないネタを延々と聞かされるのはなかなか来るものがあります。ヒロインズも天丼だらけですが、可愛いのでOKか。そうですね。

あと、BGMは非常に素晴らしい!各キャラ専用のBGMも含めて、作品によく合っています。個人的には美羽専用と仕事中のBGMがお気に入りです。

↓美少女動物園↓

左から莉音(純粋)、二コラ(厨二)、梓(ロリ)、美羽(ウブS)、エリナ(下ネタ)、モブ

梓はこの寮唯一の人間にして寮長。吸血鬼は人の血を吸うことで一時的にパワーアップできるため、仕事でよく梓は吸われます。エロゲみたいな設定やな。()

 

エリナ「下ネタ~」 莉音「どゆこと?」 梓「下ネタ禁止ーー!!」

美羽「わかってる時点で梓も同類よ//」 梓「にゃーーー!!」

佑斗「やれやれ」

 

基本的にはこの会話が繰り返されます。普通に楽しかったですが終盤飽きました。やれやれ。

 

 

 

美羽√

既に互いに気になっている所からスタート。この気持ちが恋心だと気づいて4秒で即合体します。付き合ってからは「L」の大元を潰すため奔走。

しかし、その過程で佑斗はライカンスロープの力に目覚めてしまいます。何とか力を鎮め主人公が退院したら、お次は吸血鬼の暴動。島外の政府が吸血鬼に対する弾圧を始めたことが原因です。

どうやらテロ組織と手を組んで島を沈めるらしい……うーん。ゆずをやったことがある人ならこの後どうなるか想像つくでしょう。佑斗がライカンの力でボコしました。(^_^)v しかし、テロ攻撃の被害を抑えるために人と吸血鬼が手を取り合うシーンは文句なくいい出来でした。

 

 

 

普通に楽しめました。話の根幹にあるのは人と吸血鬼という種族間の差別問題です。

シナリオよりキャラ重視の方針でこのような社会問題に触れるのは大きな賭けとも言えるでしょう。本√では政府が悪者の勧善懲悪という形でまとめており、まあ及第点かと。

最後、話が大きくなりすぎてボロが出てしまいましたが、テンポが良かったためそこまで気にならずプレイできました。(最後以外ボロ出てないとは言ってない)

互いの距離を縮め合う恋愛パートは細かな心情がよく描写されておりパーフェクト!個人的には美羽の軍服が可愛くてもうね……。これ性癖刺さるやつ結構おるやろ!

 

 

 

梓√

風紀班の仕事をするにあたって、佑斗と梓でペアを組むところからスタート。吸血鬼テロリストを確保寸前まで追い詰めますが、リーダーのジダーノの登場により逃げられてしまいます。

それにより過激派で吸血鬼を狩るには手段を選ばない「狩人」という組織が派遣されてきます。梓と佑斗、異種族間で禁断の恋に落ちるわけですが、梓=狩人の姫ということが発覚し、さらに風当たりは強くなります。

そんな二人のためにも、吸血鬼の長が暴動を起こすことで狩人と対立し、これらを佑斗と梓がうまくいなして幕引きとなります。

なぜ佑斗はライカンになったのか、なぜ共生を願う長が二人に入れ込んで暴動を起こしたのか、黒幕は誰か、タイトルの意味とは、様々な謎が明かされるお話です。

 

 

 

梓が可愛かった。結局優しい素直な心が一番なんやなって。

ただ、この銃を真剣な顔で撃たないでくれ(笑)。毎回シリアスな場面でこんな銃が出てきたら集中できないって。コンプラの問題かもしれんが、もうちょいまともなフォルムにしてくれ。

それはさておき、この話の主題は種族の垣根を超えた愛です。まあライカンと吸血鬼は別物なので、どの√もそうなのですが。その中でも焦点が当てられていたって意味です。今作はこのような重いテーマが満足感に結び付いていますね。一応問題の系統としてはLGBTに近いでしょうか。全然違ったらごめんね!

 

2種族が共生できるように頑張ろうエンドですけど、まあ無理やろうなあ。実際、現在においても解決していない問題ですからね。それに加えて力が強く、本能で人の血を吸うとか無理過ぎ。

例えば、きのこの山派が生きていくのに、たけのこの里派の血が必要とか嫌でしょ?それが例え薬で抑えられるとしてもね。筆者ならきのこ派を偏見してしまうと思う。たけのこの里の方がおいしいからね。

 

感想書いてなかった(笑)。本√はちょっと話がごちゃつき過ぎです(このブログかな?)。要素を詰め込みすぎて、うまく消化しきれていない感じ。結局問題も何一つ解決していないわけだし。でも梓ちゃんは可愛かったのでキャラゲーの観点からすると合格ですよ ^ ^

 

 

エリナ√

√突入前にエリナが「吸血鬼の血を吸う吸血鬼」であることが明らかになります。エリナはそれを平然と受け入れた佑斗と恋に落ちますが、ライカンの血を吸ったことで中毒症状になってしまいます。治療のためロシアの研究グループと手を組む一同。

しかし、佑斗がライカンであることが流出してしまい、命を狙われるはめに。逃避行の中、寮のメンバーに体質のことを打ち明けることで協力を得ます。

皆の力で敵の親玉を捕らえた吸血鬼陣営は、市長の機転にも助けられ無事スカッとジャパンしましたとさ。めでたしめでたし。

 

 

 

 

先ほどの梓√とは打って変わってシンプルな構成です。しかし、その中にも笑い、いちゃいちゃ、ハラハラ、どんでん返しが盛り込まれており、話の主張も十分に伝わってくる。

筆者は、これこそがキャラゲーが目指すべき姿だと愚考します。この√に巡り合えたことに感謝しかないです。

シナリオゲーと比較するとやはり話が簡単すぎてオチが読めてしまうことが難点か。でもそれでいいじゃん!エリナの可愛いさとそこそこのシナリオがうまく釣り合っているんだから。そもそもシナリオゲーとコンセプトが真逆だから比較すること自体がナンセンスか。

もう喋ることないわ。面白かった。以上!!

 

 

 

莉音√

莉音となんか仲良くなった佑斗はあれよあれよという間に交際を始めます。その後、長いいちゃいちゃを経て(ここまででなんとストーリーの75%)、ひょんなことから莉音もライカンであることが発覚します。

最後、黒幕との戦いに勝利した佑斗。莉音と血を分け合うことでお互いのライカン因子を潰し合い、元の人間へと戻ります。一応「L」とは何なのかが明らかになります。

※適当に書いたのではなく、ストーリーがスカスカなだけです。

 

 

 

 

悪いゆずが出た。ただいちゃいちゃするだけのストーリー、ない方がいいレベルのシリアス、あほくさいご都合展開、役満です。3人ストーリー練って満足しちゃったか?

本当に長く感じた√だった。ほめる所といえば、あまり人気でなさそうな莉音にこのストーリーを押し付けたことくらいである(莉音推しの人がいたらごめんなさい)。エリナとか美羽がこの√だったらファン発狂だろうよ(笑)。

 

 

 

総括

おおむね楽しめました。おおきなむね√は楽しめませんでした。これさえなければもう少し点は高かった。惜しい。しかし、エリナ√という希望も見えたのはでかい。

一般的な評価も高いので今後はこのような√を多く作るようになるでしょう……なりませんでした(笑)。なんとここから何作も続けて莉音√のような作品を生み出し続けます。マジかよ。

キャラゲー信者はこっちの√の方が肌に合うのだろうか。人間と吸血鬼のように相容れない関係だ。

 

作品を通して気になったところは、天丼の嵐と、佑斗君の意見が採用され過ぎること。社長の息子かな?

あと、地味に舛方チーフがいいキャラしてた。中間管理職おじさんで苦労キャラ。でもイケボだし、下のことをよく見ている。ゆるふわな雰囲気にならずに真面目なムードで事件を追うことができたのは彼の功績が大きいと思う。チーフ√作ってくれないかな。筆者はやらないけど。

 

最後に、キャラゲーが苦手なあなたにこそやってほしいゲームです。価値観が変わるかもしれませんよ。え?キャラゲーなら金色ラブリッチェの方が面白そうだって? 正解です!そっちをやってどうぞ!