エルネア王国の日々 -2ページ目

エルネア王国の日々

ワールドネバーランド『エルネア王国』のプレイを元に書いています。
※現在プレイはストップ中



生まれました!男の子です!!

「なんて可愛らしい……ベルナルダンさんと、私の赤ちゃん…」

「マリリンちゃんお疲れ様、よく頑張ったね」

「っ…」

優しく頭を撫でられると気が緩んで涙が溢れ出る。

「マリリンちゃんと結婚して2人で暮らし始めて、それもすごく幸せだったけど、でもなんだか…今日で僕達本当の家族になれた気がするんだ」

ベルナルダンさんはそっと包み込むように私と赤ちゃんを抱きしめた。

「僕を父親にしてくれて、本当にありがとう」

「はぃっ…」

(大切な大切な、私達の赤ちゃん…)

今日ベルナルダンさんは父に、私は母になり、また一つ大切なものが出来ました。

 
「ダンくーん♡ミルクの時間ですよー♡」

「あーぃ」

名前はダンと名付けました。今のところどっちに似ているかわからないけど、肌の色からなんとなくベルナルダンさん似な気がします♡

「お返事が出来るなんて、なんていい子なんでしょう♡」

「ただいま〜」

「あっ、パパが帰ってきましたよ♡おかえりなさーい!」


「今年は大量だったからおみやげだよ〜」

「まぁ!大きなポムの実!私の顔の大きさくらいあります!」

「ふふ!僕達だけじゃ食べきれないから父さんやマリリンちゃんのご実家にも後でお裾分けに行こうか」

「はいっ♡きっとみんな喜びますね」

「キャッキャッ♪」

穏やかな日々。ダンくんの子育てがひと段落つく来年には、ママやベルナルダンさんと一緒に農場管理官になれたらいいなって密かに計画中です☆

────しかし、その時は突然やってきたのです。


巫女のアンジェル様が突然お家にいらっしゃったのです。

「えっと、あのっ………すみません…まだ頭が追いつかなくて……

「もう一度言った方がいいかしら。私の後任として、あなたに巫女になってもらいたいの」

────ドクン。

「突然驚かせてごめんなさいねマリリン。まだ子供も生まれたばかりなのに」

「(ふるふる)でもっ…私なんかに務まるのでしょうか…」

「まあ、私の目に狂いがあるとでも?」

「っちがいます!そのっ…」

「私はマリリン以外に適任はいないと思うの。言ったでしょ?最初から完璧な人などいないと。巫女になることによってまた色んなことを学んで、更にあなたを成長させてくれると思うわ」

「っ」

「それに、私は見ての通り年老いた巫女。若い世代からしてみればはっきり言えばとっつきにくい存在だわ。本来は真理を伝える者として、国民との橋渡しになるべき存在であるべきなのにね。熟年が勤めることが暗黙の了解になっているけれど、引き継ぎはもっと早いサイクルでいいと思ってるのよ私は」

「・・・・・」

アンジェル様の言葉を一言一句聞き逃さないように食い入るように聞き入る。いつも公平な立場にいらっしゃるアンジェル様がご自分の考えを述べることは珍しい。

「マリリン。あなたは新しい時代の巫女になるのよ」

「───新しい時代の…巫女」

その言葉は、自分の中にすっと入り込んできた。ずっとアンジェル様のような巫女になることを目標としてきたけど、私は私らしく頑張ればいい。

「受けてくれるわね?マリリン」

小さな頃からの夢が今、叶おうとしている。

「───はい。謹んで承ります」


「ありがとうマリリン。それではシズニ神殿に向かいましょう」

「はいっ」


(アンジェル様…)

小さな頃から、ずっと追いかけてきた大きな背中。


コツンコツン。

アンジェル様は広い聖堂の中に靴音を響かせると祭壇の前に立たれた。


(なんと…神々しいことでしょう…)

尊敬するアンジェル様。祭壇に立つアンジェル様に後光が差して、いつもより更に神々しく見える。

まるで目の前に本物の神がいるよう。

(嗚呼、私はこの人に導かれてきたのですね)

そっと、静かに目を閉じる。

「後継者に、マリリン・ブオナロティを任命致します」


目を開けると、そこには巫女の制服を脱いだアンジェル様が立っていた。

とても優しく穏やかな笑顔で私を見守ってくれている。

「神々の教えを胸に、精一杯務めて参ります」

「あなたならきっと出来るわ。マリリン、この国のことを頼みますよ」


ついに巫女になりましたー!!!

クラリス、アリエルと叶うことはありませんでしたが、13代目にして初の快挙です(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ


「こうやってお顔を見てお話しするのは初めてですね。なんだか緊張しますっ…」

「普通のおばあちゃんでガッカリしたでしょ?」

「何をおっしゃいますか!」

クスクスと二人で笑い合う。

「アンジェル様…私、ナトル学舎でアンジェル様の授業でお話を聞いたあの日から、アンジェル様のことを天使様だと思ってます。それは大人になった今でも変わりありません」



ナトル学舎で学んだ日々は、私にとってかけがえのない財産となっている。

「ありがとうマリリン。まだ小さかったあなたが一番前の席で目をキラキラとさせて私の話を聞いてくれていたことが、ついこの間のことのよう…あなたはこれからもずっと私のかわいい教え子よ」


あなたならきっと老若男女に好かれる素敵な巫女になれるはずだわ。頑張ってね、マリリン

「はいっ!!」

「これからは一人の友人としてよろしくね♪」

「こちらこそです!アンジェル様!」

私達は互いに手を差し出し、固い握手を交わした。

アンジェル様から頂いたバトンをしっかりと受け取って、新しい時代の巫女になれるよう精進致します!



☆☆☆
見事、巫女になる事が出来ましたー!課題一つクリア(´▽`)
それにしてもアンジェル=エンジェル。出来すぎていやしないか( ; _ ; )

神職については私の中のエルネア国のイメージで書いています。実際の設定とは異なる部分もあると思いますがご了承を ^_^;