都構想で、維新以外の側にも違和感を感じるのは、議会の既得権益を握って離せない為に、「住民自治」とは言えないから。

 小学校などへドンドン予算付けして、地域のことを地域で決める仕組みにすれば、「議員などいらん」との声が上がるのではないかと心配している様子がありありと伺える。

 維新はブームや無党派層にいよってで当選しているんで、ある部分は市民派議員的でもあり、地域ボスと連携を結んで、市道の改修などといった「おらが村」だけのことや、冠婚葬祭が仕事ではなく、市全体のことを見られる。

 但しそんな事をしているのは市長だけで、維新市議も選挙目的で、「おらが村」な仕事ばかりして、全体を見ないのは、出自が「ザ・おらが村」な自民だからなんだけど。

 つまりいずれも、主権者である市民不在で、評論家の位置に置いておいて、「私を選んで」「私に任せて」と言っているわけで、民主主義のベクトルから言えば、おまかせや消費者民主主義へ向かっていると言えよう。

 区長公選?
 ¥1万取っておいて、¥100返すようなもんでしょ。
 数十万市と同じになれば「きめ細やかな住民ニーズに応えられる」???
 そんな規模の自治体は、大阪府府下にいくつあるでしょうね?
 大阪と堺を抜いて31市?

 人口5500人の千早赤坂村でも、1万4千人の太子町でも、そんなパラダイスになってないんだけど。

 4500人の飛島村のような財政豊かなら、住民自治意欲よりも行政サービスの方が勝っていて、住民不満は薄かろうが、村議会は大赤字の大阪市のように豪勢な待遇でもなく、公用車なんかも質素だけどね。