堺市議会が今夏、景気悪化などの理由で2008年を最後に自粛していた議員の海外視察を復活させることになった。
主な行き先は姉妹都市のニュージーランドの首都ウェリントン市。
大阪維新の会、ソレイユ堺、自民の3会派の議員が参加し、飛行機は割高なビジネスクラスを利用する予定で、予算は一人¥80万。
それでは、詳細を記します。
先ず、今年3月、セリア=ウェイドブラウン・ウェリントン市長から竹山修身市長宛てに招待状が届き、市長と議長は招待要請を受けた。
議長の訪問は公務扱いとなるため、議決は不要だが、議員については議決が必要になる。
招待状には「議員も招待する」と書かれていたとして、6/20の市議会運営委員会で諮り、6/24の本会議で、市長からの議員派遣要請もないのに、「両市の交流を更に促進するため」として大阪維新の会、ソレイユ堺、自民の3会派が追加提案。
田中丈悦・長谷川俊英の両無所属議員以外の、
公明党(12人)
大阪維新の会(11人)
ソレイユ堺(民主党系10人)
自由民主党・市民クラブ(9人)
共産党(8人)の49人が賛成して可決。
これまで「海外視察」に厳しい目で対応してきた共産も、今回は「国際的儀礼に応えるもの」として是とした。
大阪維新の会の米田敏文氏、ソレイユ堺の平田多加秋氏、自民の野里文盛氏の派遣を、3会派は表明した。
議会運営委員会のメンバーは、
委員長 吉川敏文(公明)
副委員長 吉川守(ソレイユ)
委員 (公明) 星原卓次、裏山正利
(維新) 池田克史、米田敏文(行く人)、北野礼一『辞職の総合商社? 北野礼一・堺維新市議 その1』
(共産) 森信、田中浩美
(無所属)田中丈悦
市議会事務局によると、一行は
8月21日 伊丹経由成田発のニュージーランド航空B777でオークランドへ出発、
22日 なぜかニュージーランド航空を訪問後、再度飛行機で1時間、ウェリントンへ移動。
ウェリントン市市役所、ニュージーランド日本大使館、ニュージーランドラグビー協会を訪問。
23日 「ウェリントン日本祭」を訪れ、堺市との姉妹都市20周年記念行事などを観覧。
24日 桜の植樹や映像産業の視察を経て、オークランドへまた1時間飛びます。
25日 オークランドから成田経由で伊丹へ戻る。
航空機は、ビジネスクラスを利用。
滞在費を含む議員1人当たりの旅費約80万円は全額公費から支出される。