長かったので、分けました。
大阪の森ノ宮病院では、リハビリで出来た事を「お見事!」とほめて、効果を上げています。
これをカリフォルニア工科大学の下條信輔教授は、ごほうびをもらうと脳の働きが強化されるが、ポイントは報酬系という部分で、ほめられると報酬系が活性化し、ほめられた部分が発達するので、リハビリ効果が上がると解説します。
この効果を高めるには、「改善点を具体的にあげて、すかさずほめる」事が重要です。
それによる周囲の温かな励ましが、本人の喜びとなって上達していく大きな鍵になります。
カンザス大学病院では睡眠の効果を研究中で、リハビリの直後に
眠った場合と眠らない場合でリハビリ効果を比較したところ、手の反応速度は眠った人の方が格段に上がるとの結果が出ています。
記憶を定着する脳波が出ているとのことでしたが、研究をしているシェンクスコン准教授
は、「なぜこのようなことが起きるのかまだ良くわかっていません。 脳卒中
になることにより、脳は多くのものを失います。 しかし一方で、自らを回復させていく新たな力も獲得するのだと思います」と言っていました。
脳については、まだまだ未知の部分が多くあります。
ヒトは、他の動物より脳が発達しており、使っていない部分も多いとされますので、能力をもっと引き出す事で、機能回復の余地はもっとあるのではないかと期待しております。
以下、参考資料としてご覧下さい。
2006年02月06日付 西日本新聞
の記事 『脳卒中
に新リハビリ法 鹿大
霧島
・川平教授が開発』
医学界新聞 「川平法」の実技講習会と、川平医師のインタビュー、どのように行われているかをDVD付きで解説した本の紹介 http://bit.ly/bU6OS3
NO!梗塞.NETの「急性期におけるリハビリテーション」もご参照下さい。