アベノミクスの成長戦略!所得税が個人から世帯課税への案で思うこと | 歌う税金教室  税理士冨永英里のオフィシャルブログ

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こんにちは、商工会議所、出版社・テレビなどメディアからオファーのある税理士ーの冨永英里です。

今朝の日経によると、

所得税を個人単位から世帯に課税する案を検討中のようです。

1子供が多い世帯ほど税金を安くすること

2配偶者控除を廃止すること

1の目的はもちろん少子化対策。

 
2の目的は

 女性の働く意欲を高める対策
 
確かに女性の社会進出を考えると

配偶者控除の撤廃は

婦人税理士連盟なども

主張してきたところです。


<エリの視点>

 1の世帯課税が決まると、

配偶者控除の意味もなくなりますので

2の対策は不要になってくると思います。

 あるいは世帯課税は難しい場合は、

配偶者控除をなくすというところで

落ち着くのでしょうか?

 ただ、手取りが目減りしないようにということであれば、

社会保険の扶養のボーダーラインである

130万円の壁も

一緒に検討していったほうがよいですね。



1では少子化対策が重点課題として挙げられてはいますが、

おひとり様のように

個人の生き方も尊重する日本であってほしいと思います。

基本的人権の尊重も憲法でうたっていることですし。。


要は


個人のライフスタイルを十分に尊重しつつ、


日本という国力(こくりょく)もあげていく!


このバランスをとりながら国が繁栄していくにはどうしたらいいか?


ということが大切だと思いました。


あんまり、子供子供というと

なんだか

戦前の


「産めよ、増やせよ」

とか


「女性は子供を産む機械だ」


なんて発言を思い出してしまいますから。。。



それにしても、世帯課税となると


一気に個人の税金の計算が変わってきますね。


いろいろと「学び」の機会も増えそうです(^-^;


この案は、

6月にまとめる新しい成長戦略に


具体策を盛り込むことをめざすとのことなので


わたしも注意深く見ていきたいと思っています。