こんにちは、商工会議所、出版社・テレビなどメディアからオファーのある税理士ーの冨永英里です。
昨日からやっと個人の確定申告書の作成に入りました。
昨日は10時間以上ぶっ続けで仕事をしていたら
なんと頭痛がしてきたので(笑)
今日は休憩をはさみながら仕事していました。
さきほど行った社長さんの給与を参考にしながら
所得税の簡単な計算をしてみましょう!
たとえば、年収が2000万円の人は
いくらくらい税金を支払うのか計算をしてみますね。
ちなみに
給与所得だけの人の税金の計算は、
(給与ー給与所得控除ー所得控除)
この金額に税率をかけて計算をしてきます。
例)給与2000万円のケース
給与所得控除は245万円(改正により今年は245万円が上限)
給与所得控除 仮に180万
(※2000万円を12で割ったときの社会保険料に計算を簡単にするために数万円を加味)
所得税をかける直前の金額は
2000万ー245万ー180万=1575万になります。
税率はコチラ

900万円超1800万以下の税金の速算表は、
33%-1,536,000円
よって
1575万×33%-1,536,000円=3,661,500円
これに今年は復興特別所得税2.1%がかかります。
3,661,500円×2.1%=76,891円
ということは、
今年の所得税と復興特別所得税の合計は
3,738,300円となります。
およそ370万ちょっとですね。
住民税は、所得税の計算と「ほぼ」同じような計算をします。
税率は10%としますと
1575万×10%=157.5万円です。
所得税、復興特別所得税、住民税をあわせると
だいたい530万くらいとなります。
単純に年収と比較すると
2000万円の年収の人は530万の所得税と復興特別所得税と住民税がかかるということになります。
今回所得控除は社会保険料控除くらいしか考慮していませんが、
扶養親族が多かったり、生命保険などに入っている人は所得控除がこれよりも増えますので、
税金はもう少し減ります。
ちなみに
2000万円くらいの年収のある人だと
あまり税金が高い高い!とは言わず、
会社の業績をあげるためにそのパワーを使っているようです。
税金のシミュレーション、時間があればいろんな年収をやってみたいと思います。