いろやギャラリーでの猫展から
気づけば、もう梅雨の頃。
こちらの世界から
バニラは遠ざかっておりました。
展示会のすぐ後、
父の病の発覚と、手術・長期入院。
予期せぬような、深刻なものでした。
それからは毎日、
母を連れての病院通い。
母はここ何年かで
目眩持ちに加え、股関節が悪く
共に暮らす九十を過ぎた祖母の事もあり。
頑張り過ぎて、母まで倒れたら…と
毎日毎日、気を張って生きていました。
私は私で、展示会後すぐに
昨年お受けした
広島のミュージアムショップへの
期間限定出店。
さて、そちらに舵取りを…と
思った矢先の出来事でした。
それに重なるように昨年から
引越しする事が決まっており。
(今、引越し真っ只中です。)
そちらの段取りもあるし…
と、色々考えなければならず。
最後の最後、3月終わりにきた
主人の転勤辞令に
"これでもか…"という。
あれからの月日について
「怒涛の如く」という状態は
これか…との思いです。
余りに重い病状に
主治医の先生の
「何か質問などありますか?」との
説明後の問いに、
父がたった一言
「…ありません。」と
はっきりした声で言いました。
ついて下さった先生方はお二人共
本当に素晴らしい先生なのが
こんな中でも有難いことです。
厳しい状態ではあるけれども、
医学も日々進んでいて
数値や段階だけで決まる訳ではない。
先ずは手術、そして
その後の治療へ…と。
「一緒に頑張りましょう」
というような言葉をかけて下さいました。
今はやっと退院して、今度は
通院しながら。
父も、私達家族も
"絶対に治そう!"と
闘病継続中です。
そんなこんなで
バニラ自身も、体に色々抱えての
ことでしたので。
『頑張らざるをえなかった』日々の
あれこれが、
やっぱりな、と。ちょっとづつ…
身体の方へ来ていたり…
です。

ブログの方へ来る気力もなく
まだ何も書かずにおこうかな…と
思っていたのですが。
こんな私の消息を
ご心配して下さっている方々がチラホラ
いらっしゃるもので。
これらの事を記す気持ちに
やっとこさ、なれました。
ここで仲良くして下さった方が
心配してお声がけ下さったり
身近にいる友人、何人かは
たまたま約束があって、
父の事を打ち明けずにはいられなくて
受け止める方も
なんて言ってよいやら…と
思っただろうなぁ、と。
そんな中
暖かくも、力強いコトバをくれて。
本当に本当に、嬉しかった。
それから、ブローチのオーダーを
先延ばしにしてしまう為
ご連絡致しました皆様方。
皆様の、寛大な優しい言葉に
とても救われています。
其々の方々へ
その後満足に返信も出来ておらず
本当に申し訳ないきもちです。
必ずご連絡致しますので
今暫くお時間を頂けたら、と。

今回の出来事は
色んな気づきをくれました。
大切な人の、日々に寄り添うこと。
「良いとき」はホッとして
日々変わる体調に
「大丈夫、大丈夫」と声をかけて
祈る日々。
私達も苦しいし、「普通」では
いられなくなること。
頭とココロの片隅に
いつもその事があります。
でもね、今は
皆んなで毎日、立ち向かいながら。
そして、ちょっとづつ笑いながら…

色んな事があるけれど。
ずーっと平穏な日々が続くのか
大きな波がくるのかは
誰にもわからないけれど。
私の中で
「負けないこと」は幸せだ。
時々、怖くなったら
(負けないぞ…)と
小さい声で呟いたりしています。笑
ご心配して下さった方々へ、
バニラは何とか元気にしておりますよ。
(ぐったりしてる時もあるけどね笑)
皆さま自身も、
それから
皆さまの大切な方々も
共に笑って、日々を過ごせますように…🌟