少し前から家庭教師をはじめました。

そこで思うことがあるので、少しずつ記事にまとめていこうかな。


まず、担当している生徒さんは、いわゆる王道の「中3から高校範囲」という勉強をしていない生徒さんでした。

つまり、教科書に基づいた進度で勉強しています。

まず思ったこと。
それは、意識の違いです。

中高一貫で、中3から高校範囲を勉強するのには三つのメリットがあります。

①数学1A2Bが早く終わる
→理系にとっての数3にかけられる時間が変わる
②早く範囲が終わる分、理科に時間をかけられる
③高校から勉強しはじめた浪人生(一浪)と同じ時間受験勉強にかけられる

だからこそ、中3から勉強する学校が多いのだと思います。

もちろん、教科書に基づいた進度でも現役で合格する人もいますし、これは全ての人に当てはまる訳では無いと思いますが、学校オンリーで勉強する場合、本当の全国のライバル達の立ち位置を知らない可能性が出てくると思いました。

私も中学3年間と高校の初めまで、塾には通っていなかったので、学校の中だけの成績はかなり良く(笑)、「学校だけやってればこれ行けるんじゃないか?」なんて思っていました。天狗状態です。

ただ、そのころ塾通いを始めていた友人達は、学校で習う授業を当たり前のように理解出来てて、次の範囲にどんどん進んでいる…!

そんなことに焦って、塾通いを高一の冬から始めました。(ここで焦ったのがよかったのかはわかりません笑笑)

でも、私は、そんな競争のある環境、常にプレッシャーをかけながら勉強できた環境がどんなにありがたかったことかしみじみ感じています。

自分が常になにか足りないと思える環境なのだから、勉強を嫌でもやるからです。

「勉強を放ったらかしにして遊びすぎず高校入ってすぐ勉強を始めればよかった」と思っている人が友人にいます。
(そういう人も浪人を経験してみて良かった、と言っている人もいるので、浪人は決して悪いことではないのだと思います。でも今日の議論は、目の前の入学試験で受かることですから、今受かるということを前提にお話しています)

とりあえず、何が言いたいかっていうと、別に学校の進度に沿って勉強することを否定しているわけではなく、

周りには一年早く学習を進めている人達が少なからずいるということ。

そのために自分ができることとして
①その人達よりも学校でやっている分の範囲は深い理解にしてやろうと頑張る

②自分も同じ波に乗って頑張ってみる

など、自分でどうにかしてみることが大切だと思います。

ガッツというかハングリー精神というか根性というか…

自分に足りないところを見極めて、どう補うかを考えられることが大事なのだと思います。

はやい進度の塾に通っているひとでも、身になっていない人はいます。
それは与えられたものを受け取るだけで、自分でどうにかしてみようっていうアクションが足りないのかな、って思います。

与えられた環境をうまく使える人が、合格するのだと思います。それは、仮に学習進度が遅くても、です。