EriPの好きなもの-130707_1024~01.jpg

EriPの好きなもの-130707_1023~03.jpg

EriPの好きなもの-130707_1023~02.jpg

EriPの好きなもの-130707_1022~01.jpg

EriPの好きなもの-130709_1457~01.jpg

インタビュー中、彼は何度も自分の事を"普通"と口にした。ソフトな口調と裏腹に、納得いかない言葉に安易に頷くことも、適当に受け流すこともしない。自分の発言の"重み"を知っている人のとても誠実な態度。それでいて言葉にし難い感覚を一生懸命、伝えようとしてくれる。慎重だけど大胆に、自分の言葉で想いを紡ぐ。普通でいるのはとても難しいが、真っ当なことを普通にやり続けていける人だからこそ、たくさんの人に伝わる表現が出来るのかもしれない。



長い長いインタビューを終え、目の前でちっちゃく座っている21歳を見て、そんな事をふと思った。



「最初のオーディションはプリプリ。
『クラスで一番可愛い子の物真似をしてください。』とか『自分が思う一番可愛い顔をしてください』とか、そういう感じで。
どんな顔をしたか覚えてないし、手応えはゼロ。」




受かって最初の壁は、
「普通に芝居ができない(笑)。意味がわからないし出来ないし、どうしたらいいのかもわからないんです。共演者に同い年の人とかもいて、普通に教えてくれたり、監督も出来ないのわかってるから丁寧に教えてくれたりして、ホント周りの人に恵まれてたんですけど、結局出来ないまま最終回をむかえました。最後の方は最初よりマシ、全然できないけど、なんとなくわかるようになった感じで。」



それから、ワークショップに参加、なんとなく芝居をすることに慣れて、『しにがみのバラッド』で迷いがなく出来るようになった。