たったらたー

と言えば、サンダーバードのテーマソングです。

これを作曲したのがバリー・グレイさん。

彼の作品集を聴く機会に恵まれました。
ほとんどが「サンダーバード」や「謎の円盤UFO」などのアンダーソン作品で、
耳なじみのある曲が多いのですが、
まとめて聴くと、これが、もう、とってもオシャレ。

ミッドセンチュリーの雰囲気ありありで、
「黄金の七人」を初めとする「ダバダバ」ものとはまた違う、
洒脱な味わいに満ち溢れています。

アメリカともイタリアともフランスとも違う、
イギリスならではの独特な味わい。
そういえば、ジョージ・マーティンの「イエローサブマリン」も
ちょっと似た味わいがありますよね。

ドイツの「山の保険」に対して、イギリスは「海の保険」が発展した
という話があります。

ドイツの「山の保険」は飢饉に備えて作物をプールするという考え方。
イギリスの「海の保険」は一攫千金を夢見ながらリスクを分散する考え方。

そんなイギリス独特の山師的感覚が
ちょっと人を食ったような、
それでいてスリリングな風味もある
複雑な味わいの音楽の源泉なんでしょうか。

もちろん、ビートルズも。