息子は、ずっと「パパ」だ。
妻のことは、「お母さん」と言うのに、
僕のことは、ずっと「パパ」と呼ぶ。
僕は、別にそれでも構わない。
いや、その方がいいとすら、思う。
息子には、ずっと赤ちゃんでいて欲しいとも思い、
ず~っと「パパ」でもいいや、と思っている。
逆に「おやじ!」なんて呼ばれたら卒倒してしまうかもしれない。
ところが、あろうことか今夜急に「お父さん」と呼び始めた。
どうやら妻の入れ知恵らしい。
息子も、照れくさいのか、ふすまの陰から顔だけ出して
「お父さん」
と言っては、さっと隠れてしまう。
「お父さん」
さっ
「お父さん」
さっ
「お父さん」
さっ
と、こんな感じで3回ぐらい呼ばれた。
いやぁ、こっちも照れくさい。
なんか、頬が、ポッ
そして、やっぱり、ちょっと、嬉しい。
妻のことは、「お母さん」と言うのに、
僕のことは、ずっと「パパ」と呼ぶ。
僕は、別にそれでも構わない。
いや、その方がいいとすら、思う。
息子には、ずっと赤ちゃんでいて欲しいとも思い、
ず~っと「パパ」でもいいや、と思っている。
逆に「おやじ!」なんて呼ばれたら卒倒してしまうかもしれない。
ところが、あろうことか今夜急に「お父さん」と呼び始めた。
どうやら妻の入れ知恵らしい。
息子も、照れくさいのか、ふすまの陰から顔だけ出して
「お父さん」
と言っては、さっと隠れてしまう。
「お父さん」
さっ
「お父さん」
さっ
「お父さん」
さっ
と、こんな感じで3回ぐらい呼ばれた。
いやぁ、こっちも照れくさい。
なんか、頬が、ポッ
そして、やっぱり、ちょっと、嬉しい。