息子へ

今日、じいじに怒られたんだってね。

ちゃんと叱っていただいたんだってね。



じいじの顔をパンしちゃったそうじゃないか。

じいじのお仕事の邪魔をしちゃったそうじゃないか。




そういうことは、今までもあったけど、

今までは、叱ってもらえなかったんだぞ。

まだ「赤ちゃん」だからって、

叱ってもらえなかったんだぞ。



でも、今日は、ちゃんと叱っていただけた。

君は、叱ればちゃんとわかる、立派な子供だって、

認められたんだぞ。


喜んで欲しい。感謝して欲しい。



誰かに叱られるたびに、

ありがとうございます。と

頭を下げられる人間になって欲しい、とパパは心から思う。



パパなんか、こんな年になっても、

まだまだ、いろんな人に叱られてるんだぞ。

いいだろう!えっへん!