息子へ 「メリークリスマス」

今日は、君にとって、４回目のメリークリスマスだね。

先にあやまらなくちゃいけないんだけど、仕事で今日中に帰れないかもしれない。

だから、先に言っておく。メリークリスマス



クリスマスに君に感じて欲しいのは、
人を超えた存在の、存在感だ。


それは神様かもしれないし、イエス様と呼ばれる存在かもしれない。
君がわかりやすいのであれば、サンタクロースでもいいだろう。

人を超えた存在の存在感を感じて、
人が所詮及ばぬ抽象への畏れを味わって欲しい。
恐れてすら、欲しいと思う。


君が、少年期特有の万能間に酔いしれるのも、
たぶん、もうすぐだろう。そうあって欲しい。



だが、忘れないで欲しい。
人は、畏れを忘れてはいけないということを。



一年で一度でいい。

クリスマスには、人の（そして君の）存在の小ささを

謙虚に味わって欲しい。


そんな願いを込めて、
父から、メリークリスマス